オーディオプリアンプの買取相場はいくら?人気10モデルの価格表を紹介
購入したものの使わなかったり、新しい製品を買って古いモデルを使わなくなったりと、昔に買ったオーディオプリアンプを自宅にしまいこんでいるケースも多いのではないでしょうか。もし処分を検討している場合は、その前に買取査定に出してみることをおすすめします。
ブランドまたはモデルによっては、中古品でも数十万円から数百万円の価格で売却できる可能性があります。
今回は、そのなかでも特に高額な価格が付くプリアンプを紹介します。本記事で紹介する買取相場を参考にすることで、愛着のあるプリアンプを適正な価格で売却できるようになります。
オーディオプリアンプの買取相場一覧
高額な買取査定が期待できるオーディオプリアンプは、次の通りです。
モデル・型番 | ブランド | 品目 | 買取価格相場 |
TAD-C600 | TAD | プリアンプ | 1,110,000~1,120,000円 |
TAD-C2000 | TAD | プリアンプ | 400,000~600,000円 |
Criterion | Jeff Rowland | プリアンプ | 860,000円 |
Corus | Jeff Rowland | プリアンプ | 610,000~660,000円 |
CAPRI S2 | Jeff Rowland | プリアンプ | 175,000~180,000円 |
CX-10000 | YAMAHA | プリアンプ | 85,000~120,000円 |
C-1 | YAMAHA | プリアンプ | 50,000~85,000円 |
CX-2000 | YAMAHA | プリアンプ | 40,000円 |
M-5000R | ONKYO | プリアンプ | 80,000~85,000円 |
P-3000R | ONKYO | プリアンプ | 52,000~68,000円 |
ここからは、ブランドごとの人気モデルや買取相場を詳しく解説します。
高価買取査定が期待できるTADのオーディオプリアンプ
TAD(Technical Audio Devices / タッド)は、パイオニアが創設したプロフェッショナル向けのオーディオ機器ブランドです。イギリスのAir studiosにも納入実績があるブランドで、2003年にコンシューマー向けの製品を発売したことにより、一般的なオーディオファンにも広く認知されるようになりました。
TADのプリアンプのなかでも、特に高額な買取査定が期待できるのは次のモデルです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
TAD-C600 | プリアンプ | 1,110,000~1,120,000円 |
TAD-C2000 | プリアンプ | 400,000~600,000円 |
TAD-C600
TAD-C600は、2011年12月に発売されたプリアンプです。TADのなかでもフラッグシップモデルに対応するReferenceシリーズに該当します。最高の技術とパーツが盛り込まれており、発売当時はフルバランスで3,150,000円の販売価格が付いていました。
同じシリーズ内ですでにスピーカーのTAD-R1、モノラルパワーアンプTAD-M600、ディスクプレーヤーTAD-D600がリリースされており、TAD-C600というプリアンプを発売したことで、音の入口から出口までのラインナップが完成したといえます。
買取相場は、数あるプリアンプのなかでも最高水準となる1,110,000~1,120,000円の価格が付いています。
TAD-C2000
USB2.0の規格に対応するために開発されたステレオプリアンプです。ディスクプレーヤーTAD-D600に搭載されている高音質水晶発信子や、本格的なDAコンバーターを採用し、穏やかでニュートラルなサウンド表現力を実現しました。
回路は完全左右対称となっており、さらにアルミ削りだしシャーシを採用するなど、随所にTADの伝統的な技術が盛り込まれています。
400,000~600,000円ほどの高額な買取額が期待できるでしょう。
高価買取査定が期待できるJeff Rowlandのオーディオプリアンプ
Jeff Rowland(ジェフローランド)は、1984年に創業したアメリカを代表するハイエンドオーディオブランドです。創業から2年後にパワーアンプModel 7で日本に進出してからは、数多くのオーディオファンの心を魅了しました。
アンプ製品に強みを持つブランドだけあり、多くのプリアンプに高額な買取額が付きます。代表的なモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
Criterion | プリアンプ | 860,000円 |
Corus | プリアンプ | 610,000~660,000円 |
CAPRI S2 | プリアンプ | 175,000~180,000円 |
Criterion
Criterionは、最高級プリアンプを生み出すために設計されたJeff Rowlandのフラッグシップモデルです。
最高級グレードの6061ハードアルミ塊を削ったモノコックボディや、高精度の四層セラミック基盤など、贅沢な部品や技術が惜しげもなく採用されています。これにより、濃密な質感のある音の塊が体にぶつかってくるような心地良さを感じられます。
もともとの販売価格が2,919,000円と高額だったことから、中古品でも860,000円前後の買取額が期待できます。
Corus
Corusは、2010年6月に1,732,500円の価格で発売されたミドルクラスのプリアンプです。
先に紹介したフラッグシップモデルCriterionのノウハウを継承したミドルクラス機となります。インターフェースや入出力面の設計を限りなくCriterionに近付けながら、一部の回路や経路を最適点に設定して価格を抑えました。
上位モデルには価格は及ばないものの、それでも610,000~660,000円と高額な買取相場が付いています。
CAPRI S2
Jeff Rowlandのプリアンプのなかでもコンパクトに設計されたのが、CAPRI S2です。比較的価格の安いエントリーモデルに位置する製品ですが、上位モデルと同様に最高級グレードの6061ハードアルミ塊を削ったモノコックボディを採用するなど、ほとんど手抜きがありません。
本製品のリリース後、2013年にDACモジュール付きのモデルCapri S2 with DACが追加発売されました。CAPRI S2の買取相場は175,000~180,000円ですが、DACモジュール付きのモデルだと、より高額な査定額が期待できるでしょう。
高価買取査定が期待できるYAMAHAのオーディオプリアンプ
YAMAHA(ヤマハ)のオーディオプリアンプも高額な買取額が期待できます。特に高額な値段が付くのは、次のようなモデルです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
CX-10000 | プリアンプ | 85,000~120,000円 |
C-1 | プリアンプ | 50,000~85,000円 |
CX-2000 | プリアンプ | 40,000円 |
<h3>CX-10000</h3>
CX-10000は、YAMAHAが創業100周年を記念して開発したプリアンプです。発売当時の1987年、じわじわと広がりつつあった音場再生化や高品位ビジュアル化のニーズを満たすため、YAMAHAが持てる最高レベルの技術を結集して設計されました。
新たにDEQ(デジタル・パラメトリック・イコライザ)を搭載したことで、リモートコントロールによる精密な設定が可能になっています。
35年前に発売されたプリアンプですが、いまではクラシックオーディオとしての人気が高まっています。状態が良ければ85,000~120,000円ほどの価格で売却できます。
C-1
C-1は、1975年にパワーアンプB-1とのペア機として発売されたプリアンプです。
最近のアンプ製品には見られない、航空機のコックピットを思わせる多彩なファンクションキーを搭載しています。機能が多いにもかかわらず、上品な外観に仕上がっているのがYAMAHAらしさといえます。
レトロなオーディオ機器を好むファンから人気を集めており、いまでも50,000~85,000円ほどの買取相場が付いています。完全受注生産品で入手しづらいことが、本機の希少価値を高めています。
CX-2000
CX-2000は、1988年、昭和最後の時代に加速したマルチメディア化に対応するために開発されたプリアンプです。
ワイドキャプチャレンジ・ジッターレスというPLL回路を搭載しており、有害なジッターの混入を最小限に抑えています。さらに、入力信号に差動積分回路を用いることで、歪みの少ない音楽再生を実現しました。
本体の状態にもよりますが、40,000円前後の買取相場が期待できるでしょう。
高価買取査定が期待できるONKYOのオーディオプリアンプ
最後に、ONKYO(オンキヨー)のオーディオプリアンプを紹介します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
M-5000R | プリアンプ | 80,000~85,000円 |
P-3000R | プリアンプ | 52,000~68,000円 |
M-5000R
M-5000Rは、ONKYOの最新技術であるAWRATを使って設計されたプリアンプです。回路部には、クアッドプッシュプル方式が採用されており、当時では驚くほど高効率なパワー出力を可能にしました。
ほかにも高い電源供給能力を可能にする強力な電源部や、徹底的に振動が抑えられるフローティング回路支持方式を採用するなど、ONKYOの持てる技術が結集しています。
買取相場は、約80,000~85,000円が目安です。
P-3000R
P-3000Rは、M-5000Rと同時期に発売されたプリアンプです。ホームシアターの開発で得た音の実在感や表現力を用いて設計が行われました。
多彩な音楽再生に対応できるよう、アナログ・デジタルの入力切り替えやAES/EBUデジタル端子などの技術を搭載しています。また、バイアンプ機能により、カスタマイズ性の高いシステム構築が可能です。
本体の状態が良ければ、52,000~68,000円ほどの買取額が期待できるでしょう。
まとめ
今回は、TAD、Jeff Rowland、YAMAHA、ONKYOという4ブランドの買取相場を紹介しました。これらのブランドのプリアンプは高価な製品が多いだけあり、それだけに高額な買取査定が期待できます。
今回紹介したモデルやブランド以外のプリアンプをお持ちの場合でも、ぜひ一度、当店「オーディオの買取屋さん」に査定を依頼してみてください。当店にはオーディオ機器に精通した鑑定員が在籍しているため、より適正な値段で売却できます。
出張買取にも対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。