Exclusiveの買取価格はどれくらい?人気モデルの買取相場一覧
日本を代表するオーディオメーカー「Pioneer(パイオニア)」が立ち上げた高級オーディオブランド「Exclusive(エクスクルーシブ)」。
高品質な部品を贅沢に活用し、一つひとつの製品をハンドメイドで丁寧に仕上げることから、ブランド設立から80年以上経った現在でも高い希少価値を維持しています。
もしExclusiveのスピーカーやアンプなどが綺麗な状態で保存されている場合は、100,000〜1,000,000円という高額な価格で売却できる可能性があります。
本記事では、Exclusiveのなかでも高額な買取査定額が期待できるモデルをご紹介します。
Exclusiveのオーディオ買取相場一覧
Exclusive(エクスクルーシブ)は、1973年にPioneer(パイオニア)が立ち上げた高級オーディオブランドです。日本製品でありながら海外の高級オーディオのような重厚なサウンドを実現し、日本を含む世界各国で数多くのファンを獲得しました。
いまでも絶大な人気を誇るブランドだけあり、高額な買取金額が期待できる数多くのモデルを有します。そのなかでも特に高額なモデルは以下の表の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
MODEL 2402(ペア) | スピーカー | 800,000円 |
MODEL 2404(ペア) | スピーカー | 1,500,000円 |
MODEL 2252(ペア) | スピーカー | 480,000円 |
MODEL 2301(ペア) | スピーカー | 185,000円 |
MODEL 3401(ペア) | スピーカー | 400,000円 |
MODEL 2251(ペア) | スピーカー | 450,000円 |
S5(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
MODEL 2401 TWIN(ペア) | スピーカー | 1,300,000円 |
M5a(ペア) | パワーアンプ | 155,000円 |
M5(ペア) | パワーアンプ | 100,000円 |
M8 | パワーアンプ | 350,000円 |
M7(ペア) | パワーアンプ | 450,000円 |
C7a | プリアンプ | 280,000円 |
C7 | プリアンプ | 250,000円 |
C5 | プリアンプ | 90,000円 |
C3a | プリアンプ | 40,000円 |
C3 | プリアンプ | 35,000円 |
P10 | レコードプレーヤー | 110,000円 |
P3a | レコードプレーヤー | 375,000円 |
P3 | レコードプレーヤー | 310,000円 |
Exclusiveはスピーカーやアンプ、レコードプレーヤーといった幅広い商品を展開しています。ここからは品目ごとに分けて買取相場の詳細を解説します。
Exclusiveで高価買取査定が期待できるスピーカー
数あるExclusiveの商品のなかでも、特に高額買取査定が期待できるのがスピーカーです。モデルによっては1,000,000円を超えるケースもあるため、自分の持っているスピーカーがどの程度の価値があるのか、以下の表を参考に試算してみてください。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
MODEL 2402(ペア) | スピーカー | 800,000円 |
MODEL 2404(ペア) | スピーカー | 1,500,000円 |
MODEL 2252(ペア) | スピーカー | 480,000円 |
MODEL 2301(ペア) | スピーカー | 185,000円 |
MODEL 3401(ペア) | スピーカー | 400,000円 |
MODEL 2251(ペア) | スピーカー | 450,000円 |
S5(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
MODEL 2401 TWIN(ペア) | スピーカー | 1,300,000円 |
ここでは上記のなかでも人気の高いモデルについて、その特徴や買取相場をご紹介します。
MODEL 2402
1983年に発売されたプロフェッショナル向けのスタジオスピーカーシステムです。低域に400mmの大口径ウーファーを搭載しています。アルニコマグネット製の磁気回路と軽量振動のユニットを組み合わせることで、高能率なサウンド出力を実現しました。
近年のスピーカーが小型スピーカーを大量に内蔵して低音を表現するのに対して、Exclusiveの「MODEL 2402」は大口径のウーファー1つで低音が出せます。
現在の技術仕様とは根本的に思想が異なることから希少価値が高く、発売から40年経ったいまでも800,000円前後の買取額が期待できます。
MODEL 2404
「MODEL 2402」の開発実績とデータに基づいて設計されたスタジオスピーカーシステムです。ヨーク部分にセンターポールをネジ止めすることで、強力な高剛性を実現。また磁気回路にアルニコマグネットを採用し、高い磁束密度を達成している点も特徴です。
買取相場の目安は、Exclusiveのスピーカーのなかでもトップクラスの1,500,000円前後となります。1999年に数量限定で発売されたこともあり、現在では手に入りづらく希少価値が高まっています。
MODEL 2252
1993年に発売された「MODEL 2251」を可能な限り小型化したスタジオスピーカーシステムです。ユニット自体は「MODEL 2251」と変わらないものの、250mmの小口径ウーファーやヨークとプレート部の特殊鋳造法を採用するなど、コンパクトながらも音質を低下させない工夫が施されています。
美品をペアの状態で売却することで、480,000円前後の買取金額が見込めます。発売から20年以上経っても状態次第では定価の40%程度で売却ができるでしょう。
MODEL 2301
1970〜1980年代に一大ブームとなり、何度もモデルチェンジが行われたスピーカーです。
自然な耳馴染みや深みのあるサウンドが特徴で、生産が終了された現在でも高い人気を集めています。アルミエッジワイズ線のボイスコイルや、リアタイプ・コンプレッション方式の採用により、特に伸びのあるサウンド表現に優れます。
買取相場は185,000円前後とほかのモデルに比べて安いようにも思えますが、それは「MODEL 2301」が手頃な価格で発売されたからです。なお、1982年に第3世代として発売されたモデルは、その定価の高さからより高額な査定額が期待できます。
MODEL 3401
1979年に発売された高級スピーカーシステムです。当時は海外でブックシェルフ型のスピーカーが流行しており、この分野に国産のPioneerが参入したことで国内でも一躍注目を集めるようになりました。
400mmの大口径ウーファーに加え、巻幅23mmの超ロングボイスコイルを採用し、高性能な低歪率を実現しています。本製品に用いられた優れた技術は、後に開発される「MODEL 2402」や「MODEL 2251」へと継承されています。
本体の状態が良ければ400,000円前後の高額な買取額が期待できるでしょう。
MODEL 2251
大口径ウーファーを搭載したスタジオスピーカーシステム「MODEL 2401」や「MODEL 2402」と差別化するため、より小型のスピーカーを目指して設計されたモデルです。サイズこそコンパクトですが、アルニコマグネット採用の磁気回路で優れたリニアリティを実現しています。
「MODEL 2251」の買取相場は450,000円前後です。後継モデルの「MODEL 2252」と比べて若干安くなるものの、その希少価値の高さから高額な買取相場を維持しています。
S5
ホーン部分の上下にウーファーを配置する「バーチカルツインシステム」を採用したスピーカーです。上下2つのウーファーから発する音響がホーンの軸上と一致するため、音像の定位感を向上できます。
Exclusiveの設計思想の1つである「Technical Aucio Devices(TAD)」をユニットに採用。1979年にアメリカで試験導入を行い、その高い性能と精度から評価を確立しました。
商品の状態が良く付属品が揃っていると、350,000円前後の買取額が期待できます。
MODEL 2401 TWIN
口径400mmのダブルウーファーシステムを採用したスピーカーです。
高耐熱のボイスコイルや効率の良い放熱設計を採用しており、プロ用スピーカーとして要求される優れた耐久性を実現しました。ドライバーユニットTD-4001とホーンTD-4001を搭載することで、600Hz〜20kHzという広帯域のサウンドを表現できます。
現在では入手しづらい希少モデルだけあり、買取相場は1,300,000円前後と非常に高額です。特にシリアルナンバーが「#00001」と「#00007」のモデルは流通量が少なく、より高値で買い取ってもらえる可能性があります。
Exclusiveで高価買取査定が期待できるパワーアンプ
パワーアンプはスピーカーで再生できるレベルにまで電気信号を増幅させる装置です。Exclusiveのパワーアンプは、モデルによって100,000〜450,000円ほどの高額な買取額が期待できます。
ここでは買取相場の高いモデルの特徴や買取金額の目安について解説します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
M5a(ペア) | パワーアンプ | 155,000円 |
M5(ペア) | パワーアンプ | 100,000円 |
M8 | パワーアンプ | 350,000円 |
M7(ペア) | パワーアンプ | 450,000円 |
M5a
内蔵部品の約9割が特注品で、製品の一つひとつをハンドメイドで仕上げた贅沢なパワーアンプです。専任のテスターが製品を一つずつ入念に品質管理し、実際の音楽信号によるテストを72時間かけて行っています。
その結果、1988年の発売当初は1台500,000円という高額な値段が付きました。機械による大量生産品とは異なり生産数が限定されているため、現在では手に入りづらく希少価値が高まっています。本体の状態が良ければ155,000円前後の買取額になることもあります。
M5
A級アンプの課題であった過度な発熱を抑えるために開発されたのが「M5」です。A級アンプに対応できるよう、M5独自の電源方式が採用されており、電源の効率を高めることで発熱の課題を克服しました。
Pioneerが厳選した最高の部品を贅沢に使用しているのも特徴です。これだけの部品を詰め込んだ場合、現在だと200万円はかかりますが、1982年の発売当初は430,000円という価格で販売されていました。
アンプ製品は高級ブランドでも5,000〜20,000円の買取額が一般的です。しかしExclusiveの「M5」は、100,000円という高額な買取額が付くケースも珍しくありません。
M8
モノラルパワーアンプとして販売していた「M3」~「M7」に改良を加え、1995年にステレオパワーアンプとして「M8」を発売しました。クロスオーバー歪やスイッチング歪の発生を最小限に抑え、60W+60Wの出力を実現します。
本体重量は46kgと非常に重いアンプですが、それだけ当時では考えられない物量が投入されていることがうかがえるでしょう。発売から20年以上もの歳月が経つ現在でも、350,000円という高額な買取額が期待できます。
M7
Exclusiveのモノラルパワーアンプの最終到達地点として開発されたハイエンドモデルです。1992年の発売当初には、1台1,000,000円という高額な値段が付いていました。
また2段階パラレル構造のドライブトランジスタや、5段階ダーリントン構造の電力増幅段などの独自設計も特徴です。名目上は無帰還アンプですが、歪の発生を最小限に抑えられる工夫が随所に施されています。
もともとの定価の高さと希少性の高さから、買取相場は450,000円前後と高額です。
Exclusiveで高価買取査定が期待できるプリアンプ
プリアンプもパワーアンプと同じく電気信号を増幅させる役割があります。しかしプリアンプの場合は、パワーアンプに送信する前にスピーカーのバランスや音質を調整する役割がメインです。
パワーアンプに比べてプリアンプの買取相場は低い傾向にありますが、なかには200,000円を超えるモデルも存在します。またパワーアンプとセットにすることで査定額が高くなることもあるため、なるべくまとめて売却するのがポイントです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
C7a | プリアンプ | 280,000円 |
C7 | プリアンプ | 250,000円 |
C5 | プリアンプ | 90,000円 |
C3a | プリアンプ | 40,000円 |
C3 | プリアンプ | 35,000円 |
C7a
Exclusiveの「C7」はプリアンプのなかでもっとも希少価値が高く、高額な買取額が期待できますが、その後継モデルである「C7a」はさらに価値が高まります。買取相場の目安は280,000円前後と、数あるプリアンプのなかでも最高水準です。
「C7」との違いは音のシャープさにあります。パワーアンプのようなパワフルな音質に特徴がある「C7」とは対照的に、より現代的でプリアンプらしい音質を表現できるのが「C7a」の特徴です。
C7
「ステレオ伝送の誤差をゼロにする」というコンセプトに基づいて開発されたプリアンプです。電源コードから背面パネルの入出力端子に至るまで、各パーツが完全に独立したモノコンストラクション構造を実現しました。
コントラストが控えめな現代のプリアンプとは異なり、パワーアンプのような力強いサウンドを実現できるのが特徴です。こうしたヴィンテージオーディオならではの古典的な音に希少価値が生まれ、発売から30年が経過した現在でも250,000円ほどの価値が付きます。
Exclusiveで高価買取査定が期待できるレコードプレイヤー
クラシックなデザインが特徴的で、現在でも希少価値が高いExclusiveのレコードプレイヤー。そのなかでも以下のモデルは特に価値が高く、100,000円を超える高額な買取額が期待できます。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
P10 | レコードプレーヤー | 110,000円 |
P3a | レコードプレーヤー | 375,000円 |
P3 | レコードプレーヤー | 310,000円 |
P10
Exclusiveでは「P3」のレコードプレイヤーが代表的ですが、「P10」はその弟機として1978年に発売されました。直径31cm、重量2.8kgの高重量なターンテーブルを採用し、不可変動の影響を抑えて安定した回転を確保しています。
一つひとつの製品がハンドメイドで生産されており、流通量が限定的だったことからヴィンテージ品として高い希少価値を誇ります。発売当時の定価は300,000円でしたが、約40年後の現在でも買取相場は約110,000円と非常に高額です。
P3a
Exclusiveを代表するレコードプレイヤー「P3」をベースに、より高品質な音楽再生を目指して開発されたモデルです。「P3」に比べて「P3a」は、回転軸の重心を低く設計することで回転性能を向上させるほか、軸受を従来の逆構造にしてガタつきを防ぐ工夫が施されています。
1983年に発売された当初は、「P3」よりも50,000〜120,000円高い650,000円で発売されました。そのため現在の買取相場は375,000円前後と、「P3」よりもやや高い価格で取引されています。
P3
ディスクの正確な音を極限まで引き出すために開発された高級レコードプレイヤーです。コスト的な制約や技術的な妥協を一切排除したことで、1979年には530,000円、1981年には600,000円という価格で売り出されました。
現在販売されているレコードプレイヤーは、プラッターとモーターをベルトでつなぐベルトドライブ式がほとんどです。一方の「P3」は、低い回転速度を維持しつつ高トルクを実現できるダイレクトドライブ式を採用しています。
ダイレクトドライブ式のレコードプレイヤーは現状数が少ないこともあり、「P3」に対する希少価値が高まりました。本体の状態が良いと310,000円前後の買取額が期待できるでしょう。
Exclusiveを売るならスピード出張買取が便利
現代の200万円のオーディオ機器にも引けを取らないと言われるExclusive。古いものでは40〜50年以上前の製品にもかかわらず、最高品質のサウンドを実現できるのがExclusiveの魅力です。
その音質の高さから、現在でもExclusive製のスピーカーやアンプには数多くのファンがいます。モデルによっては100,000〜1,000,000円の買取額が付くこともあるので、中古のオーディオ機器がある場合は、買取専門店で査定を依頼してみましょう。
当店「オーディオの買取屋さん」では、最短30分で完結する「スピード出張買取」を行っています。忙しくて店舗に出向く時間がない方や、商品が重く持ち運びが難しい場合などは、ぜひ当店の出張買取をご利用ください。