FM ACOUSTICSのオーディオ製品の買取について、相場や各モデルの特徴を徹底解説!
FM ACOUSTICSは1973年に設立されたスイスのオーディオメーカーです。社名はFor Music and Acoustics Ltd. の略で、音楽的にこだわりぬいた様々な製品は、多くのオーディオマニアに愛されてきました。
創業当時はプロ向け機材の開発・提供をメインとしていましたが、1988年に一般向けとしてFM810というパワーアンプを発売して以降、アンプやイコライザーを中心に人気のメーカーとなりました。
本記事ではそんなFM ACOUSTICSについて、主なモデルの買取相場や特徴を解説します。イコライザーやパワーアンプ、リニアライザーなど幅広く解説するので、これからFM ACOUSTICSのオーディオ製品を売ろうと考えている方はぜひ参考にしてください。
FM ACOUSTICSのオーディオ買取相場一覧
創業当時のFM ACOUSTICSはスピーカー開発にも注力しており、後に大手メーカーも模倣したと言われる無共振ホーンや高効率超小型マルチウェイスピーカーを開発したメーカーとしても有名です。
現在ではパワーアンプ、プリアンプ、イコライザー、リニアタイザーが有名で、その製品クオリティの高さによって創業から約50年が経つ現在も、スイス最高峰のオーディオメーカーとして不動の地位を築いています。
そんなFM ACOUSTICSの主なモデルと買取相場は、以下の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
FM122 | フォノイコライザー | 350,000円 |
F-30B | パワーアンプ(トランジスター) | 800,000円 |
FM111 | モノラルパワーアンプ(トランジスター) | 900,000円 |
FM411MK3 | パワーアンプ(トランジスター) | 1,500,000円 |
FM711MK3 | パワーアンプ(トランジスター) | 2,000,000円 |
FM133 | リニアライザー | 300,000円 |
FM233 | リニアライザー | 1,000,000円 |
FM ACOUSTICSで高価買取査定が期待できるプリメインアンプ、パワーアンプ
家庭用製品の開発に注力するきっかけともなったFM810をはじめとして、FM ACOUSTICSのパワーアンプは非常に高いクオリティを持つ人気商品として知られています。
シンプルながらも高級感のある外観と、こだわり抜いた回路設計により生み出される極上のサウンドは、多くのオーディオファンを魅了してきました。そんなFM ACOUSTICSのパワーアンプについて、主なモデルと買取相場は以下の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
F-30B | パワーアンプ(トランジスター) | 800,000円 |
FM111 | モノラルパワーアンプ(トランジスター) | 900,000円 |
FM411MK3 | パワーアンプ(トランジスター) | 1,500,000円 |
FM711MK3 | パワーアンプ(トランジスター) | 2,000,000円 |
F-30B
F-30Bはクラシックシリーズとして発売されていたパワーアンプです。高CMRR(コモンモード・リジェクション・レシオ)のフロントエンド回路や高電圧高電流の半導体によるディスクリート構成によって、位相特性に優れ自然なサウンドを生み出します。
液晶パネルの抜けがないか、外観にサビやキズがないか、端子の劣化がないか、ツマミ部分に劣化がないかなどが主な査定ポイントです。また熱を持ちやすいモデルのため、放熱不良による内部損傷がないかも査定額に大きく影響します。
FM111
FM111はピーク時電流を無限回反復可能にすることで、どんな負荷でもオーディオ出力に影響せず高クオリティな出力を維持することが可能となったモデルです。2002年に久々の新製品として発売されたこともあり、多くのファンが注目するモデルでした。
ツマミ等もほぼなくシンプルな製品なので、放熱部の汚れやインプットツマミの動作、電源ケーブルの布被膜に破れがないかなどが主な査定項目です。また外観にキズやサビがないかも査定に影響します。
FM411MK3
FM411MK3は、1994年の初代モデル発売から根強い人気を誇るロングセラー製品です。現行品のマーク3は、純バランス・クラスA入力ステージやエンハンスド・クラスA出力ステージなど初代FM411の特徴はそのままに、新しいパーツや構造改良によりさらに高品質なサウンドを生み出すモデルとなっています。
フロントパネルの液晶や、外観の汚れ、端子部分の動作不良がないかなどが主な査定項目です。なお現行品で価格改定があったため、買取相場も変動する可能性があります。
FM711MK3
FM711MK3はFM ACOUSTICSの中でも上位クラスに分類されるステレオパワーアンプです。FM411MK3と回路設計はある程度似ていますが、260W、500W、800WというFM411MK3よりもさらにパワフルな3種類のステレオ出力を備えています。
裏面のインプットレベルツマミや端子の接触不良がないか、外観にキズ・サビがないか、電源ケーブルの布被膜に破れがないか等が主な査定項目です。また熱や衝撃による内部回路の損傷がないかも査定額に影響します。
FM ACOUSTICSで高価買取査定が期待できるオーディオ商品
FM ACOUSTICSはアンプメーカーとして非常に有名なメーカーですが、レコード再生に用いるフォノイコライザーやリニアイコライザーの開発・製造でも有名なメーカーです。
昨今はレコードブームが再来していることもあり、これらイコライザーも需要が高まっています。
そんなFM ACOUSTICSのイコライザーについて、主なモデルと買取相場は以下の通りです。また下記では、各モデルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
FM122 | フォノイコライザー | 350,000円 |
FM133 | リニアライザー | 300,000円 |
FM233 | リニアライザー | 1,000,000円 |
FM122
FM122はレコード再生のために必要なフォノイコライザーです。FM ACOUSTICSのフォノイコライザーとしては低価格なモデルですが、補正カーブ可変機能によってRIAA制定前のレコード再生に最適な補正もでき、非常に高いイコライジングが可能なモデルとなっています。
各ツマミやボタン類の動作不良がないか、電源アダプターが付属していて被膜破れや断線がないか、その他付属品も揃っているかなどが主な査定項目です。またゴールドのボタン類にくすみがないかなど外観も重要です。
FM133
FM133は、後述のFM233と同時期に発売されたリニアライザーです。主な違いは、FM233は完全バランスエンドなのに対して、FM133はシングルエンドであるため小型であるという点がポイント。小型ながらもFM233と同様に5つのノブが付いており、細かな調整が可能です。
この機種の特徴ともいうべきノブの動作が非常に重要な査定項目です。計8つある端子で接触不良がないか、付属品は揃っているか、外観にキズやくすみがないかなども査定額に大きく影響します。
FM233
FM233は前述の通りFM133と同時期に発売されたモデルで、完全バランスエンドで回路も複雑なものとなっています。真の完全バランス入力回路というFM ACOUSTICS独自の回路によって、全再生帯域にわたってCMRR100dBという非常に高いバランス動作精度を実現しています。
主な査定項目はFM133と同様ですが、FM133と異なりツマミやボタン類が金塗装で統一されているため、くすみがないかも重要な査定項目です。その他電源ケーブルの布被膜やフロントパネル・天板などにキズがないかも査定額に影響します。
FM ACOUSTICSのオーディオの買取屋さんの買取基準
FM ACOUSTICSの買取基準は、先述の通り保存状況などが主な基準となりますが、弊社「オーディオの買取屋さん」ではジャンク品も買取いたします。
またFM ACOUSTICS製品は修理費用が比較的高額になることでも有名で、数十万〜数百万かかることもあります。しかし弊社ではそうした故障した製品(ジャンク品)でも積極的にお引き受けしております。
今お手元にFM ACOUSTICSの製品があり、動くか分からない、動作チェックが自分でできない、壊れている、というものでも、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
本記事ではFM ACOUSTICSの製品について、パワーアンプやイコライザーの買取相場や各モデルの特徴などを解説しました。
FM ACOUSTICSのような高額オーディオ製品の売却を考えられている方は、ぜひ弊社「オーディオの買取屋さん」にご依頼ください。音楽・オーディオ愛のあるスタッフが、誠心誠意査定させていただきます。今回ご紹介したもの以外ももちろん対応しておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。