GOTO UNIT(ゴトウユニット)の買取相場はいくら?9つの人気モデルを紹介
GOTO UNIT(ゴトウユニット)は、1965年に創業したハイエンドホーンスピーカーに強みを持つオーディオメーカーです。原音を再現することに徹底してこだわり抜くために受注生産方式を採用し、入念なエイジング(鳴らし込み)を行っている点に特徴があります。
オーディオファンのなかでも人気の高いメーカーだけあり、製品によっては中古でも数十万円の価格が付くものも少なくありません。もし自宅にGOTO UNIT製品が眠っているのなら、買取専門店に査定を依頼してみることをおすすめします。
本記事では、GOTO UNITの買取相場や人気モデルについて詳しく解説します。
GOTO UNITのオーディオ買取相場一覧
GOTO UNITは、ツイーターやドライバーといったスピーカーに内蔵されるユニット製品を主力に販売しています。ユニットとはいえ、一つひとつ精巧に作られた製品が多く、なかには買取相場が100,000円を超えるようなモデルも存在します。
特に高価買取が期待できるモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
SG-160 | ツイーター | 100,000円 |
SG-16TT | ツイーター | 70,000円 |
SG-370 | ドライバー | 70,000円 |
SG-370DX | ドライバー | 150,000円 |
SG-505DX | ドライバー | 120,000円 |
SG-505TT | ドライバー | 80,000円 |
SG-570 | ドライバー | 220,000円 |
SG-160BL | ツイーター | 200,000円 |
SG-570BL | ドライバー | 350,000円 |
GOTO UNITで高価買取査定が期待できるツイーターユニット
GOTO UNITのツイーターユニットのなかで、高額買取査定が期待できるモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
SG-160 | ツイーター | 100,000円 |
SG-16TT | ツイーター | 70,000円 |
SG-160BL | ツイーター | 200,000円 |
ここでは、それぞれのモデルの特徴について詳しく解説します。
SG-160
後に紹介するSG-16TTを改良して開発されたホーン型ツイーターユニットです。ドライバーユニットのハイエンドモデルであるSG-370BL/DXの開発で得られたノウハウが惜しげもなく投入されています。
音の印象はナチュラルで、スケール感や空気感を伸びやかに表現できます。また、磁気ギャップにパーメンジュールを採用することで、強力な磁器回路で歪みを最小限に抑えることに成功しました。
1978年に発売されたモデルですが、いまでも100,000円前後の買取額が期待できます。
SG-16TT
スーパーツイーターとも呼ばれる、4ウェイの超高音域用に開発されたホーン型ツイーターユニットです。甘く漂う音域は現代のスピーカーで再現することが難しく、1978年に発売されたモデルながらも、いまでもコアなファンがいるほどの性能を持ちます。
ドライバーと一体化されたホーン部は、アルミ丸棒をハイパーボリック・カーブ状にくり抜いた構造になっています。この仕様により、振動板にかかる空気インピーダンスをすべての周波数で均一化することが可能です。
後継モデルであるSG-160に比べて価格は見劣りしますが、それでも70,000円前後の高額な買取相場が期待できます。
SG-160BL
先述したSG-160の振動板をベリリウムドームに変更したバージョンアップモデルです。外観や内部の構造はSG-160とほとんど変わりませんが、7,000Hz以上の高域を再現することに成功しています。
現在は生産が完了しており、市場で手に入りづらいことから希少価値が高まっています。GOTO UNITのツイーターユニットのなかでは最高クラスとなる、200,000円前後の買取額が付きます。
GOTO UNITで高価買取査定が期待できるドライバーユニット
続いて、GOTO UNITのドライバーユニットの人気モデルをご紹介します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
SG-370 | ドライバー | 70,000円 |
SG-370DX | ドライバー | 150,000円 |
SG-505DX | ドライバー | 120,000円 |
SG-505TT | ドライバー | 80,000円 |
SG-570 | ドライバー | 220,000円 |
SG-570BL | ドライバー | 350,000円 |
それぞれの特徴や買取相場の詳細については、以下の内容を確認してください。
SG-370
4ウェイスピーカー向けに開発されたドライバーユニットです。GOTO UNITのドライバーユニットのなかでは、人間の聴覚のなかで最も敏感といわれる中高音域を担当しています。
振動系にはチタンダイアフラムとFRPエッジを採用。磁器回路によってスムーズな立ち上がりと、浸透性の高い音質を実現しました。
買取相場の目安は70,000円前後です。セットで発売されたGOTO UNITの高級ホーン「S-500」が付いていると、さらに高額な買取額になる可能性があります。
SG-370DX
先ほどご紹介したSG-370には、2種類のバージョンアップモデルが存在します。振動系をベリリウムダイヤフラムに変更したSG-370BLと、アルニコリングマグネットを130φから140φに大型化させたSG-370DXです。
SG-370DXはサイズの大型化に伴い、SG-370よりも販売価格が100,000円ほど高く設定されています。そのため、買取相場も150,000円前後と高額な価格になります。
SG-505DX
SG-555の後継モデルにあたる中低域ドライバーユニットです。ダイヤフラムやマグネットの構造はSG-370と変わらないものの、喉径を17mmから30mmに拡張することで、より伸びやかなサウンドを表現できるように進化しました。
また、ホーン長を調整できるなど、利便性が強化された点も特徴です。状態が良ければ、120,000円前後の買取額が期待できるでしょう。
SG-505TT
505シリーズをより購入しやすいよう改良した、中低域ドライバーユニットのエントリーモデルです。シリーズのなかでは最も安価な価格ですが、巨大なリングアルニコマグネットが搭載されており、伸びやかなサウンド表現力はハイエンドモデルに見劣りしません。
買取相場は、80,000円前後が目安となります。
SG-570
GOTO UNITのフラッグシップモデルにあたる中低域ドライバーユニットです。音色を決定付けるとも言われる振動板に、GOTO UNIT独自の技術で形成したチタニウムを採用しています。
もともとの販売価格は約900,000円と高額だったこともあり、中古品市場では220,000円前後と高い価格で取引されています。
SG-570BL
SG-570の振動板をチタンからベリリウム合金にアップグレードしたモデルです。チタンに比べてベリリウム合金は、軽量かつ高剛性に特徴があり、極めて高い音伝導性を発揮できます。
ただし、非常に硬度のある金属だからこそ加工が難しく、ベリリウム合金を採用した製品はハイエンド価格になりがちです。もともとの販売価格は、SG-505TTの約4倍、SG-570の約1.5倍と高額なので、買取相場も350,000円前後と高額な値段が付きます。
まとめ
オーディオ機器において重要な低中音域を受け持つ多数のユニットを販売するGOTO UNIT。特に、1970~80年代に発売されたツイーターやドライバーの多くは、いまでも高額な値段で売却できます。
GOTO UNITのホーンやユニットをセットで売却しようとすると、本体重量が非常に重く、持ち運びに苦労するはずです。そのようなときは、最短30分のSPEED出張買取に対応している「オーディオの買取屋さん」に査定をご依頼ください。
査定のみであれば料金はかかりませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。