オーディオスピーカーJBL 4305Pを徹底紹介!気になる音質や外見についても解説
JBL(ジェー・ビー・エル)は、ジェームス・バロー・ランシングが1946年にアメリカで設立したオーディオブランドです。解像度が高く、低音域の迫力が特徴的なJBLのスピーカーは、世界的に人気を博しています。
本記事では、そんなJBLが2022年に発売した4305Pについて、仕様や音の特徴などを詳しく解説します。4305Pの購入を考えている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
JBL 4305Pとは?
形式 | コンパクト・ブックシェルフ型パワードスタジオモニター |
ユニット | 133mm径パルプコーン・ウーファー「JW130P-4」
高域用スピーカー 25mm径リング・コンプレッションドライバー「2410H-2」+HDIホーン |
出力音圧レベル | 総合300W(LF:125W×2 / HF:25W×2)Class-Dパワーアンプ |
再生周波数帯域 | 45Hz – 25kHz(-6dB) |
クロスオーバー周波数 | 1750Hz |
入力インピーダンス | 記載なし |
許容入力 | XLR/フォン、AUX(φ3.5mm)、USB-B、光デジタル、Ethanet/Wi-Fi、Bluetooth(version 5.1) |
外形寸法 | W210 × H336 × D235 mm(グリル含む) |
重量 | 6.6kg(プライマリースピーカー)
6.4kg(セカンダリースピーカー) |
JBL 4305Pは、ワイヤレス接続にも対応した最新のパワードスピーカー(アクティブスピーカー)です。Bluetooth接続をはじめとした昨今のニーズをしっかりと取り込みつつも、JBLらしい音をしっかりと保ったバランスのよいスピーカーとなっています。
JBL 4305Pの特徴
JBL 4305Pの特徴は、なんといっても音・性能・価格のバランスが非常に良いことでしょう。ペア22万円とJBLが販売しているスタジオモニターの中ではミドルクラスの位置づけですが、性能や音質は上位モデルにも劣らないものを持っています。
同モデルの特徴について、仕様を解説します。
先進のエレクトロニクス回路を備えたオールインワンのスピーカー
JBL 4305Pは、先進のエレクトロニクス回路を備えています。
JBLは、同モデルのようなハイエンドスピーカーだけでなく、AIスピーカーやポータブルスピーカー、さらにはBluetoothイヤホンやヘッドホンなども開発しており、そうした製品の開発で培った技術も投入されているのが、この4305Pです。
具体的には、後述する複数の入力ソースに対応したデジタル・アナログ入力や、高解像度のDAC(デジタル→アナログ変換回路)などです。
特に、さまざまな入力ソースに対応できる設計には、ライトユーザー向け製品で人気を博してきたJBLならではのノウハウが存分に発揮されています。
また、DAC回路は192kHz/24bitという高解像度で、高音質のデジタル音源を再生する際も、高音質で再生可能となっています。このように、アナログ・デジタル問わずあらゆる入力ソースに対して素晴らしい音質で応えてくれるのは、同モデルの特徴です。
リモコン付属で使いやすい
4305Pには、Bluetooth接続に対応した専用のリモコンが付属します。このリモコンでは、再生・停止や音量調整などが行えるため、入力ソースに合わせた調整を気軽に行うことができ、こうした扱いやすさも同モデルの特徴となっています。
さらに、「ストリーミングボタン」「Bluetoothボタン」「バランス入力」など入力ソースに関するボタンも6種類配置されており、複数の入力ソースを使い分けたい際にも便利です。
このリモコンは、12m程度まで離れて使用できます。こうしたミドルクラスのスタジオスピーカーだと、比較的大きなスタジオでの利用も想定されますが、そうした環境においても問題なく使えるのも、同モデルの魅力です。
25mm径の高音域コンプレッションドライバー「2410H-2」を搭載
高音域のドライバーは、1インチ(25mm)の2410H-2コンプレッションドライバーと、HDI(High Definition Imaging)ホーンを組み合わせた設計になっています。このHDIホーンは、音場音像再生能力において特徴をもつものです。
この組み合わせによって、JBLらしい音の明瞭度、そして音場の広がりが得られている点は、このスピーカーの大きな魅力です。また、ホーンの特徴である音の遠達性によって、離れた場所まで音をしっかり届けられるのも特徴の1つ。
こうした特徴から、広いスタジオでの使用においても、解像度が高く明るいサウンドが楽しめます。
低音域はブラックパルプコーンを採用した133mm径のウーファー「JW130P-4」
JBLらしい低域の迫力を支えているのは、ウーファーに採用された「JW130P-4」です。133mm径のウーファーは、つや消しのブラックパルプコーンを採用しており、見た目も非常に引き締まっています。
パルプコーンの特徴は、素材の軽量さと、素材特性からくる明瞭なサウンドです。本モデルにおいても、パルプコーンらしい明るく軽快な低域が特徴です。周波数特性は45Hz~25kHzで、比較的コンパクトなモデルでありながら、かなりの低域までカバーします。
スピーカーサイズとしては比較的コンパクトながらも、密度感と輪郭がしっかりとしている低域を実現しているのも、同モデルの特徴です。
重量は6.6kg!手ごろなサイズ感の外見
4305Pの総重量は6.6kgで、非常に取り回しやすいスピーカーとなっています。このくらいのサイズ・重量感だと、小型スタジオや小さめのオーディオルームでも、問題なく使用できるでしょう。
このくらいのサイズ感や重量の場合に、気になるのが低音域の音質です。軽量かつ小型のスピーカーだと、迫力不足や共振による音の濁りがどうしても気になってしまいますが、本モデルではそうしたこともなく、小型軽量ながらもクリアで迫力ある低音域を実現しています。
JBLはポータブルスピーカーの分野でも成功を納めているメーカーで、こうした重量やサイズ感からも、モデルや価格帯を問わず昨今のニーズにしっかりと応えたいというJBLの姿勢が伺えます。
JBL 4305Pの性能
JBLの仕様面について細かく見てきましたが、前述の通り、音・性能・価格のバランスが非常に良いモデルであることが伝わったかと思います。ここからは、JBL 4305Pの性能について、詳しく見ていきましょう。
多彩な接続方法に対応
4305Pはさまざまな入力に対応しています。USB-Bや光デジタル入力、さらにGoogle ChromecastやApple AirPlay、そしてBluetooth接続にも対応しており、あらゆるデバイスを接続できるのが魅力です。
例えば、普段SpotifyやApple Musicなどで音楽を楽しんでいる場合でも、4305Pであればスマホとスピーカーを簡単に接続でき、高音質で好きな音楽を楽しめます。こうした利便性は、AIスピーカーやBluetoothイヤホンを多数開発しているJBLならではです。
さらに、XLRやフォンジャック、AUX INなどのアナログ入力端子も複数備えられています。現代のニーズに応えつつ、プロ向けスタジオモニターとしての役割もしっかりと果たしてくれるのが、ハイエンドオーディオ製品を作ってきたJBLらしい特徴です。
パワフルな低音再生能力!JBL 4305Pの音質
4305Pの音質は、低音の再生能力に定評があります。もともと音の明瞭さと低音の迫力が評価されてきたJBLですが、本モデルにおいても、その伝統はしっかりと受け継がれています。
こうしたパワフルな低音を作り出しているのが、前述したウーファーとエンクロージャー設計です。パルプを使用したウーファーと、フロントバスレフを採用した背面環境に影響を受けにくいエンクロージャー設計によって、力強い低音を実現しています。
また、音量を上げても音が飽和せず、さらに絞った場合でも音が痩せにくいのが特徴です。リスニング環境によって出せる音量は変わりますが、どんな環境・音量においても最高の音を楽しめます。
JBL 4305Pの買取はオーディオの買取屋さんへ
JBL 4305Pは、ミドルクラスの価格とサイズ感ながらも、JBLらしい明るく迫力あるサウンドが楽しめる素晴らしいスピーカーです。スタジオでの使用はもちろん、リビングやオーディオルームでの使用においても、素晴らしい性能を発揮するでしょう。
もし、JBL 4305Pの売却を考えている方や、同モデルの購入に向けて今お持ちのスピーカーを売りたいと考えている方は、ぜひ弊社「オーディオの買取屋さん」へご連絡ください。
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