JBLの買取相場はいくら?スピーカー・アンプなどの買取価格表を紹介
アメリカでジェームス・B・ランシングによって創設されたオーディオメーカー「JBL(ジェービーエル)」。1936年に開発したシャラーホーン・システムという劇場用スピーカーシステムがアメリカ全土の映画館に導入されたのをきっかけに、数多くのユーザーやファンを抱えています。
そんなJBLのスピーカーやアンプを売却すると、どの程度の買取価格になるのでしょうか。
本記事では、JBLの買取相場をアイテム別にご紹介します。使っていないJBLを手放したい、買い替えたいと考えている方は、ぜひ本記事の買取相場表を参考にしてみてください。
JBLのオーディオ買取相場一覧
ヴィンテージオーディオとして音楽好きから人気を集めるJBL(ジェービーエル)。中古のJBLを売却するとどの程度の価格になるのか、以下の買取相場一覧表を参考にしてみてください。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
4312M2BK(ペア) | スピーカー | 25,500円~27,500円 |
4312M3(ペア) | スピーカー | 26,000円 |
4312B(ペア) | スピーカー | 50,000円 |
4312BMK2(ペア) | スピーカー | 60,000円 |
S4700BG(ペア) | スピーカー | 500,000円 |
S4800(ペア) | スピーカー | 280,000円 |
L100 Classic 75(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
4307(ペア) | スピーカー | 63,000円 |
4304H(ペア) | スピーカー | 32,000円 |
4305H(ペア) | スピーカー | 28,500円 |
4318(ペア) | スピーカー | 110,000円 |
L82 Classic(ペア) | スピーカー | 105,000円 |
4349(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
L100 Classic(ペア) | スピーカー | 210,000円 |
C51 APOLLO(ペア) | スピーカー | 410,000円 |
4311(ペア) | スピーカー | 60,000〜140,000円 |
SA660 | プリメインアンプ | 290,000円 |
SA600 | プリメインアンプ | 150,000〜210,000円 |
SE400S | パワーアンプ | 150,000円 |
SE401 | パワーアンプ | 150,000円 |
SE402 | パワーアンプ | 150,000円 |
SE408S | パワーアンプ | 150,000円 |
SE460 | パワーアンプ | 150,000円 |
HL88(ペア) | ホーン | 200,000〜150,000円 |
HL90(ペア) | ホーン | 180,000〜120,000円 |
537-500(ペア) | ホーン | 230,000円 |
JBLで高価買取査定が期待できるスピーカー
JBLのなかでも特に人気の高いオーディオ機器がスピーカーです。モデルによっては10万円を超える高額な買取価格が期待できます。
ここでは、高価買取査定が期待できるモデルの特徴や買取相場について解説します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
4312M2BK(ペア) | スピーカー | 25,500円~27,500円 |
4312M3(ペア) | スピーカー | 26,000円 |
4312B(ペア) | スピーカー | 50,000円 |
4312BMK2(ペア) | スピーカー | 60,000円 |
S4700BG(ペア) | スピーカー | 500,000円 |
S4800(ペア) | スピーカー | 280,000円 |
L100 Classic 75(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
4307(ペア) | スピーカー | 63,000円 |
4304H(ペア) | スピーカー | 32,000円 |
4305H(ペア) | スピーカー | 28,500円 |
4318(ペア) | スピーカー | 110,000~125,000円 |
L82 Classic(ペア) | スピーカー | 105,000円 |
4349(ペア) | スピーカー | 350,000円 |
4429(ペア) | スピーカー | 200,000~220,000円 |
L100 Classic(ペア) | スピーカー | 210,000円 |
C51 APOLLO(ペア) | スピーカー | 410,000円 |
4311(ペア) | スピーカー | 60,000〜140,000円 |
4312M2
3ウェイで使用できるブックシェルフ型のモニタースピーカーです。300mmウーファー搭載型の「4312」シリーズを2分の1にコンパクト化し、小回りの利くデザインへと生まれ変わりました。
買取相場は、状態が良ければ25,500円〜27,500円程度となります。
ほかのモデルに比べて買取相場が低いようにも感じますが、それは本機のサイズが小さく、定価が85,800円と手頃な価格だからです。とはいえベストセラーを記録したモデルだけあり、JBLのスピーカーのなかでも高い買取率を維持しています。
S4700
JBL伝統の380mm高性能ウーファーを採用したヴィンテージスピーカーです。2014年を除き2011〜2018年まで専門誌で賞を獲得し、現在でも高い人気を集めています。ダイヤモンドエッジ加工の表面に独自のダンピング処理を施しており、伸びやかな高域再生能力が特徴です。
「S4700」はJBLスピーカーのなかでもプレミアムカテゴリーに位置します。もともと定価が高いこともあり、美品であれば500,000円前後の買取額が期待できるでしょう。
S4800
リファレンススピーカー(バランスの整った癖の少ない製品)の代表モデルである「Project K2 S9800」の流れを汲んで開発された高級スピーカーです。Project K2シリーズに採用されている中高音域用ユニットを搭載しており、幅広い音域を再現できます。
発売年の2003年には、「オーディオ銘機賞」や「ビジュアルグランプリ」など数多くの賞を獲得しました。買取相場は280,000円前後で、JBLスピーカーのなかでも高額な買取額が期待できます。
L82 Classic
1970年代に発売された「L100 Century」を彷彿とさせるアイコニックなデザインが特徴です。レトロな見た目ながら先端技術の200mmウーファーを採用しており、艶やかで高精細な高域再生能力を持ちます。
状態の良いスピーカーであれば105,000円前後の買取額が期待できます。古き良きJBLを堪能できることから、特に往年のファンからの人気が高いモデルです。3色展開のうち、ブルーがもっとも人気を集めています。
4349
2020年にモニタースピーカーの第一弾として発売されたモデルです。新開発のD2ドライバーとHDIホーンを組み合わせ、300mmの大型ウーファーを搭載しています。たくましい重低音の表現力や臨場感の演出能力に長けています。
比較的新しいモデルだけあり、買取相場は350,000円前後と定価の約35%で売却できるのがメリットです。50周年の記念モデルなので現在でも人気が高く、高額な買取額が期待できるでしょう。
4429
「4425」や「4428」といった銘機からサウンドシステムを継承した3ウェイタイプのスピーカーです。300mmの大口径ウーファーとJBL最小サイズの超高域用コンプレッション・ドライバーを組み合わせており、低域から高域まで幅広いサウンドを再現できます。
本体の状態が良ければ200,000〜220,000円ほどの買取相場となります。現在は生産が終了しており、手に入りづらさから高い買取額が期待できるでしょう。
4307
300mmの大口径ウーファーと200mmの小口径ウーファーを搭載した、JBLのミドルサイズスピーカーです。振動板にピュアパルプホワイトコーンを採用しているため、癖が少なく自然な音の響きを再現します。
特に1970年代のロックやジャズと相性が良く、伝統的な音楽作品を高音質で楽しみたい方から人気を集めています。
セットで売却した際の買取相場は63,000円程度。低価格帯のミドルサイズスピーカーにおいて、「4307」は特に高額な査定額がつきやすくなっています。
4318
JBLのなかでも銘機と呼ばれた「4312」シリーズを超えるために開発されたスピーカーシステムです。「4312D」に採用された最新鋭ユニットに加え、フラッグシップモデル「4348」の最新技術が融合されています。
低域には「2213Nd」という300mmウーファーが搭載されており、従来のスピーカーよりも高レスポンスと低歪化を実現できるのが特徴です。
買取相場の目安は110,000~125,000円となります。2007年以降に発売されたモデルは価格が改定されており、それ以前のモデルよりも若干高価な買取額が期待できます。
L100 Classic 75
世界的なベストセラーを記録した「L100 Classic」のリミテッドエディションとして、2021年に発売されました。
エンクロージャーの全面が高級なチーク製リアルウッド突板で覆われているのが特徴です。デュアルダンパーを取り入れたウーファー設計や帯域の増設など、製造プロセスの見直しによりスムーズな周波数とレスポンスを実現できるようになっています。
世界で750セットしか販売されておらず、JBLスピーカーのなかでも特に希少価値の高いモデルです。本体の状態が良ければ210,000円前後の買取価格となります。
C51 APOLLO
JBLのスピーカーシステム「APOLLO(アポロ)」用に設計されたエンクロージャーです。
初期モデルは1962年に発売を開始し、いまではヴィンテージとして希少価値が高まっています。1965年に第2世代が発売された際の定価は、セットで約400,000円。その希少価値の高さから、現在でも美品を売却することで410,000円前後の値が付きます。
対応するスピーカーとセットで売却すると査定額が高くなる可能性があります。
JBLで高価買取査定が期待できるプリメインアンプ、パワーアンプ
次にプリメインアンプやパワーアンプの買取相場をご紹介します。
プリメインアンプやパワーアンプは定価が高いこともあり、100,000~200,000円で売却できるモデルが少なくありません。以下のようなモデルが自宅に眠っている場合は、買取専門店への査定をおすすめします。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
SA660 | プリメインアンプ | 290,000円 |
SA600 | プリメインアンプ | 150,000〜210,000円 |
SE400S | パワーアンプ | 150,000円 |
SE401 | パワーアンプ | 150,000円 |
SE402 | パワーアンプ | 150,000円 |
SE408S | パワーアンプ | 150,000円 |
SE460 | パワーアンプ | 150,000円 |
SA600
JBLのプリメインアンプとしての代表作とも呼ばれる「SA600」。オーディオ黄金期の1965年に発売されてから、現在でもヴィンテージオーディオの愛好家から高い支持を集めています。
50年以上前の製品にもかかわらず、買取相場は150,000〜210,000円と高い査定額が期待できます。
またJBLは創立75周年を記念して、「SA600」をモチーフに「SA750」というプリメインアンプを発売しました。こちらも250,000円前後と買取相場が非常に高額です。
SA660
1960年代にJBLから発売された同社初のトランジスタ仕様のプリメインアンプです。JBLを代表する「SG520」と「SE408S」の基本回路を採用しており、発売当時から現在まで最高峰のプリメインアンプだと言われています。
「SA660」の外観は、JBLの銘機である「Paragon(パラゴン)」をデザインしたアーノルド・ウォルフ氏が監修しました。その後のアンプデザインの礎にもなったことから、プリメインアンプのなかでも特に希少価値の高い一品だと言えるでしょう。
本体の状態が良いと290,000円前後の買取額が期待できます。
SE400S
40Wの出力装置が2基搭載されたパワーアンプです。基盤には「Energizer」と呼ばれる方式が採用されており、JBLのスピーカーに応じて複数種類の回路を切り替えられます。周波数特性を自在にコントロールできるのが「SE400S」の特徴です。
パワーアンプの銘機にはほかにも「SE408S」があり、「SE400S」と内部がほとんど同じ仕様となっています。しかし「SE400S」のほうが手に入りづらいことから、買取相場は150,000円と高額な査定額が期待できます。
JBLで高価買取査定が期待できるホーン
ホーンはスピーカーユニットから放出された音の指向性をコントロールする装置です。
JBLのホーンは、モデルによっては100,000円を超える高額な買取額が期待できます。ここでは特に人気の高いホーンの特徴や買取相場についてご紹介します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
HL88(ペア) | ホーン | 150,000~200,000円 |
HL90(ペア) | ホーン | 120,000~180,000円 |
537-500(ペア) | ホーン | 230,000円 |
HL88
「ハチの巣」という愛称で親しまれた、JBLを代表するホーンです。多孔性リング状のパンチングメタルを14枚重ねた音響レンズを採用しています。
「HL90」と並び往年の名品として扱われており、JBLのファンにとっては憧れのホーンです。その希少価値の高さから、買取相場は150,000〜200,000円とJBLホーンのなかでも最高水準の査定額が期待できるでしょう。
HL90
910mmの巨大な音響レンズを内蔵したホーンです。プレート部は精密な計算に基づいて設計されており、水平140度・垂直45度の広い指向特性を持ちます。中域用ドライバーユニット「375」と組み合わせて使用できます。
40年以上前に発売されたホーンですが、ヴィンテージとしての価値が高く、現在でも120,000〜180,000円ほどの高額査定が可能です。前脚のほかにスタンドなどの付属品が揃っているほうが高い査定額が期待できます。
537-500
「537-500」は、JBLオリジナルの「ハチの巣ホーン」と呼ばれています。現在は一般的に「HL88=ハチの巣」というイメージが強いものの、本来は「537-500」がオリジナル、「Hl88」が再生産品という位置づけです。
そのためオリジナルである「537-500」のほうがプレミア価値が高く、発売から50年以上が経過する現在でも230,000円前後の高額な買取相場となっています。同じくJBLの「375」というドライバーとコンプリートセットにして売却することで、さらに高額な査定額が期待できます。
JBLの売却は「オーディオの買取屋さん」へご相談を
ヴィンテージオーディオとして数多くの銘機を生み出してきたJBL。現在でもJBL製のスピーカーやプリメインアンプに憧れを抱くファンが多く、製品によっては100,000円以上で売却できるケースもあります。
もし自宅からJBLの古い製品が見つかったなら、ぜひ当店「オーディオの買取屋さん」へ査定をご依頼ください。当店は最短30分の出張買取に対応しており、お住まいの場所を問わず即現金化が可能です。