LINN(リン)の買取額はいくら?相場がすぐにわかる一覧表付き
LINN(リン)は、1972年にアイヴァー・ティーフェンブルンが創業したイギリスの高級オーディオメーカーです。英国王室御用達ブランドだけあり、精巧に作られた一つひとつの製品の価値は高く、売却すると高額な買取額が期待できます。
いまは使わないLINNのターンテーブルやスピーカーなどがあれば、買取専門店で査定を依頼してみることをおすすめします。状態によっては1つの製品だけで数十万円の買取額になる可能性があります。
本記事では、LINN製品の買取相場について、オーディオ機器の種類別に詳しく解説します。
LINNのオーディオ買取相場一覧
創業当時のLINNはターンテーブルの開発からスタートしたこともあり、製品ラインナップのなかでも特に品質が高く、高額な買取額が期待できます。また、その後ラインナップに拡充されたスピーカーやアンプも、モデルによって買取相場は非常に高額です。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
KLIMAX DSM/3/H | ネットワークプレーヤー | 2,000,000円 |
KLIMAX LP12 | ターンテーブル | 950,000円 |
AKURATE LP12 | ターンテーブル | 330,000円 |
MAJIK LP12 | ターンテーブル | 170,000円 |
KLIMAX SOLO | パワーアンプ | 250,000円 |
AKURATE 2200/1 | パワーアンプ | 140,000円 |
AKURATE 3200/1 | パワーアンプ | 150,000円 |
KLIMAX 350 A | スピーカー | 800,000円 |
KLIMAX 350 PASSIVE | スピーカー | 600,000円 |
AKUBARIK | スピーカー | 600,000円 |
AKUBARIK PASSIVE | スピーカー | 400,000円 |
KRYSTAL | カートリッジ | 40,000~45,000円 |
KANDID | カートリッジ | 120,000~150,000円 |
ADIKT | カートリッジ | 18,000円 |
RADIKAL-AK | DCモーター・モーターコントロールユニット | 120,000円 |
EKOS SE | トーンアーム | 100,000~150,000円 |
ここからはオーディオ機器別にLINNの買取相場を解説します。
LINNで高価買取査定が期待できるスピーカー
まずはスピーカーをご紹介します。LINNの上位モデルのスピーカーはもともとの販売価格が高額なことから、売却した際の値段も高くなりやすいといえます。
特に高額買取が期待できるモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
KLIMAX 350 A | スピーカー | 800,000円 |
KLIMAX 350 PASSIVE | スピーカー | 600,000円 |
AKUBARIK | スピーカー | 600,000円 |
AKUBARIK PASSIVE | スピーカー | 400,000円 |
KLIMAX 350 A
2016年3月に生産が終了し、いまでは手に入りづらくなった5ウェイフロア型スピーカーです。LINNのスピーカーのなかでも最上位モデルに位置し、生産終了になる以前には5,000,000円という高額で販売されていました。
内部には合計3,000Wのパワーアンプを搭載しており、臨場感のある力強いサウンドを再現します。買取相場の目安は800,000円前後です。
KLIMAX 350 PASSIVE
低域再生能力に優れる5ウェイアクティブスペースフロア型スピーカーです。アクティブサーボによって発音を自動補正するため、極めて正確で美しい低音を表現できます。
本製品は過去に何度か本体価格が見直されています。2015年には3,200,000円の販売価格が4,200,000円に、最近の例では2022年2月に6,050,000円まで価格が上昇しました。
買取相場の目安は600,000円前後ですが、生産時期が新しいものほど高額になる可能性があります。
AKUBARIK
新時代のスピーカーを開発しようと設計された5ウェイアクティブスピーカーです。2013年の発売当時最新のエレクトロニクス部と、LINNの独自技術「ISOBARIKベースシステム」、「3K Arrayアッパーレンジシステム」など新鋭の技術が贅沢に盛り込まれています。
定価は2,400,000円。2016年3月に生産が終了したことから希少価値が高まり、現在では約600,000円という高額な金額で取引されています。
AKUBARIK PASSIVE
アクティブタイプだった「AKUBARIK」をパッシブタイプにリニューアルしたモデルです。
アクティブタイプとは違いパッシブタイプにはアンプが内蔵されていません。外部のアンプで発音することにより、アクティブたいぷよりも大出力・高音質になるメリットがあります。
アンプが内蔵されていない分、「AKUBARIK」よりも定価が安く、買取相場も400,000円前後と低くなります。しかし、パッシブスピーカーとしては十分に高額な買取額だといえるでしょう。
LINNで高価買取査定が期待できるプリメインアンプ、パワーアンプ
続いてLINNのアンプ製品をご紹介します。LINNではパワーアンプやプリアンプを販売していますが、パワーアンプのほうが種類が多く、買取相場も高額になる傾向があります。
主なアンプ製品は次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
KLIMAX SOLO | パワーアンプ | 250,000円 |
AKURATE 2200/1 | パワーアンプ | 140,000円 |
AKURATE 3200/1 | パワーアンプ | 150,000円 |
KLIMAX SOLO
1999年に発売されたモノラルタイプのパワーアンプです。発売から20年以上経つ製品ですが、これまでに何度もリニューアルが施され、いまもなお先進的なパワーアンプとして君臨しています。
たとえば2011年には、「DYNAMIK Power Supply」のアップグレードがあり、出力650Wのモノラルパワーアンプとして進化しました。2022年2月には価格改定が行われ、現在は1,760,000円で販売されています。
製造された年代によって仕様が大きく異なることがあるため、買取額にも差が現れやすい一品だといえます。おおよその目安は250,000円前後となっています。
AKURATE 2200/1
LINNの独自技術「CHAKRA」を採用した2チャンネルのパワーアンプです。
CHAKRAとは、パワーICとバイポーラトランジスタを適応的に駆動させる技術で、深みとキレのある音質を両立させるのに役立ちます。
いままで両立させることが難しかった要素を独自技術で再現したことで話題を呼び、「HiVi夏のベストバイ2018」のパワーアンプ部門で1位を獲得しました。
状態が良ければ140,000円前後の買取額が期待できます。
AKURATE 3200/1
パワーアンプのAKURATEシリーズは、型番の頭1桁がチャンネル数、後ろ3桁が出力数となっています。つまり先ほどご紹介した「AKURATE 2200/1」は、2チャンネル/200Wのパワーアンプだといえます。
本製品はその「AKURATE 2200/1」の出力はそのままに、チャンネル数が1つ増加しました。「AKURATE 2200/1」に比べて定価が約160,000円高くなることから、買取相場も150,000円とやや高額となります。
LINNで高価買取査定が期待できるターンテーブル
スピーカーやアンプに並び、LINNのターンテーブルも人気が高いオーディオ機器の一つです。ここでは特に高額買取が期待できる3種類のターンテーブルをご紹介します。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
KLIMAX LP12 | ターンテーブル | 950,000円 |
AKURATE LP12 | ターンテーブル | 330,000円 |
MAJIK LP12 | ターンテーブル | 170,000円 |
KLIMAX LP12
イギリスの独特の気品が漂う二重式のターンテーブルです。
DSテクノロジーで培った回転制御技術や、最短シグナルパスを実現した繊細で力強いエレクトロニクスに特徴があります。「KLIMAX(クライマックス)」という名称通り、LP12シリーズの集大成ともいえる製品です。
定価は2,860,000円。もともとの価格が高い分、買取相場も950,000円と非常に高額です。
AKURATE LP12
約40年にわたって進化を続けるモジュール型のアナログプレーヤー「AKURATE LP12」。
精密切削加工によるアームボードや独自開発のトーンアームを搭載しています。LP12のモジュラー構造を採用したことで、複数のアップグレードアイテムを付与して、最高品質の「KLIMAX LP12」の性能に近づけることが可能です。
買取相場は330,000円前後が目安となります。
MAJIK LP12
LINNの高級ターンテーブルであるLP12シリーズをできるだけリーズナブルにお届けしたいというコンセプトのもと、開発されたモデルです。
ベーシックモデルでありながら、新型トーンアーム「KRANE」やベアリングシステム「KAROUSEL」を標準装備しており、滑らかで質の高いサウンドを表現できます。
買取相場は170,000円前後と、エントリーモデルとは思えない値段です。
まとめ
イギリスの高級老舗オーディオメーカーとして、数多くの愛好家を魅了するLINN(リン)。伝統と格式あるターンテーブルや質の高いスピーカーのなかには、500,000円以上の買取額をつけるモデルも存在します。
もし中古のLINN製品を売却したいと思ったら、ぜひ当店「オーディオの買取屋さん」に査定をご依頼ください。オーディオ機器に関するプロの鑑定士が在籍しているため、ほかの買取専門店よりも高額で売却できる可能性があります。
今回ご紹介した買取相場一覧に載っていなくても、お気軽にお問い合わせください。