オーディオスピーカーMAGICO A3を徹底紹介!気になる音質や外見についても解説
オーディオスピーカーMAGICO A3はアメリカを拠点とするMAGICOが販売しているスピーカーです。高級ブランドとして名高いMAGICOの製品としては抑えめな値段設定をされているため、興味を持っている方も多いでしょう。
この記事ではMAGICO A3の特徴や性能を紹介します。MAGICO A3の魅力や独自性が気になる方は参考にしてください。
MAGICO A3とは?
形式 | 3ウェイ4スピーカー・フロア型 |
ユニット | 28mmドーム型トゥイーター
152mmコーン型ミッドレンジ 178mmコーン型ウーファー×2 |
出力音圧レベル | 88dB/ 2.83V/m |
再生周波数帯域 | 22Hz〜50kHz |
クロスオーバー周波数 | 記載なし |
入力インピーダンス | 4Ω |
許容入力 | 50 Watts 以上 |
外形寸法 | W273×H1126×D329mm |
重量 | 50kg |
MAGICO A3は、高級オーディオブランドのMAGICOがコストパフォーマンスを追求しながら開発したフロアスタンティング型スピーカーです。最新技術と高級素材を採用しており、リアルな定位性と滑らかな響きが特徴です。
MAGICO A3はより多くのユーザーにMAGICOのスピーカーを楽しんでもらうため、1000万円を超えるプロダクトも多い同ブランドでは珍しく、一般家庭でも手が届く価格で発売されています。
MAGICO A3の特徴
MAGICO A3は同ブランドでは異例のコストパフォーマンスを実現したプロダクトです。もちろん音質のクオリティも保たれており、高品質な素材とクリエイティビティあふれる設計によってクリアーで解像度の高いサウンドを実現しています。
驚愕のコストパフォーマンス
MAGICO A3ですが、何よりも注目すべきはコストパフォーマンスの高さです。MAGICOは音質のクオリティを高めるため高級素材と最新技術を導入しています。そのため、価格が1000万円台を超える製品も多く、時に「天文学的」と評されるほどです。
しかし、A3の定価は130万円です。同ブランドの他製品と違い、少しでも多くのユーザーにMAGICOのサウンドを楽しんでもらうために開発されています。エンクロージャーを単色にしたうえで製作を外注するなど、低コスト化のために様々な工夫を凝らしています。
もちろん、音質にも妥協はありません。上位機種同様、エンクロージャーに航空機用のアルミ素材を用いており、トゥイーターやスピーカーユニットには自社製のパーツを使用しています。
クセがなく情報量も多い、音源本来のダイナミックさを活かしたサウンドを満喫できます。
ベリリウム振動板を採用したトゥイーター
トゥイーターには新設計のノンコーティング25mmベリリウム振動板を採用しています。ドームの形状には、同ブランド事実上のフラッグシップモデルのフォーマットを取り入れています。
最新ダンピング素材のバックチャンバー内に収められたネオジウムマグネット磁気回路は、A3用の専用設計です。ボイスコイルの精緻な動作が、高音域における超低歪みと高いパワーハンドリングを可能にしています。
コーン型の振動板を新設計したミッドレンジ
ミッドレンジには新たに設計された振動板を採用しています。形状は6インチ径のコーン型です。カーボンファイバー織布を表層に使用した複合構造になっており、MAGICOのトレードマーク グラフェンが貼られています。
グラフェンは極めて薄いシート状の物質です。炭素原子で構成され、蜂の巣状の六角形格子構造をしています。これにより解像度やスピード感を向上させる性質を備えています。
ウーファーとレスポンスの整合性を取るために磁気回路に導入されたのが、オーバーハング型の強力なネオジウムです。ギャップの深さを上回るボイスコイルのスケールが、正確なピストンモーションを作り出しています。
Nano-Tecコーンユニットを使用したウーファー
ウーファーには2 個の7インチ径の最新Nano-Tecコーンユニットを採用しています。強度に優れており、ダンピング性能も優秀です。十分な質量を備えているため、最低域まで正確に再生できます。
剛性とダンピングのバランスをシュミレーションしながら設計されたユニットフレームも特徴です。周波数と時間双方の領域で最新の技術を用いた解析を経て開発されています。その結果、エアーフローを最大化しつつも、歪みに起因する固有振動の低減に成功しています。
ミッドレンジ同様の整合性が取れているため、音域間の移行も滑らかです。活き活きとした響きを楽しめます。ミッドレンジと同じように振動板表面にグラフェンが貼られ、音質の向上を図っています。
MAGICO特有の丈夫な密閉型エンクロージャーで圧巻の外見
MAGICOらしい密閉型のエンクロージャーも、オーディオ愛好家を魅了するポイントです。アルミのクールな外観とW273×H1126×D329mmというサイズが息をのむような存在感を放ちます。
黒いモノトーンのデザインも高級感を醸し出すファクターです。ハイエンドオーディオらしい、重厚な美的センスを感じさせてくれます。ブランド名が赤く刻まれているのも、優美さを演出するワンポイントです。
筐体は航空機にも使用される素材で出来ており、頑強性の高さも魅力です。MAGICOの他製品と同じ構造になっているため、ハイエンドオーディオを所有している喜びを十分に感じられるでしょう。
MAGICO A3専用グリルでスピーカーの劣化を防ぐ
専用グリルの存在も見逃せません。高級スピーカーの世界ではグリルが用意されていない製品が散見されます。実際、発売当初にはA3の専用グリルは存在しませんでした。しかし、世界中からのリクエストに応え、製品化されています。
グリルの役割は、スピーカーの保護です。湿気や埃によるダメージの低減はもちろん、子供やペットがスピーカーを汚してしまうのを防げます。リビングなどで使用したい方には便利なアイテムです。
また、グリルは音質の調整用としても使用されています。高音を吸収してくれるため、音楽を聴いていて「キンキンしている」と感じた時に装着する方もいます。
MAGICO A3の性能
MAGICO A3の特徴は、独自の技術が生み出すハイクオリティなサウンドです。50kgに及ぶ重量を支えるために開発された独自の4点スパイクも、スピーカーの性能を余さず活かすためには欠かせません。
MAGICOオリジナルのクロスオーバートポロジー理論による最高の音質
MAGICO A3の優れた音質を支えているのは、独自のクロスオーバートポロジーです。オーディオの歴史に名を刻む名機で使用されているドイツ製のパーツを組み込み、リスニングルームに最も適した音楽再生を可能にしています。
リンクウィッツ・ライリー方式のフィルターによって位相リニアリティーを維持しているのも特徴です。混変調歪みの発生も抑え、再生周波数帯域の最大化を可能にしています。
伸びのある高音域や量感のある低音は、価格帯の水準を上回るクオリティです。クラシックでは臨場感を演出し、ジャズやロックではエネルギッシュな躍動感を楽しめます。
音質を向上させる別売りの4点支持スパイク
4点支持スパイクとスパイク受けが付属しているのも注目ポイントです。装着するとメリハリの利いたサウンドになります。スパイクを外すと低音がかなり強調されるため、スパイク装着での使用がおすすめです。
A3の総重量は50kgに及びます。その重みを受け止めるスパイクは音質に大きな影響を与えます。A3のポテンシャルを十分に引き出すためにも、専用アイテムの存在は重要です。
また、さらに音質にこだわりたい方向けに別売りのアップグレードモデルが販売されているのも特色です。素材や構造に振動を抑制する工夫を凝らしているため、サウンドの透明度をさらに向上させられます。
MAGICO A3の買取はオーディオの買取屋さんへ
この記事ではオーディオスピーカーMAGICO A38の特徴と性能について紹介しました。MAGICO A3は高級オーディオ開発の過程で得たノウハウを活かしつつ、一般家庭でも手が届く価格で発売されたプロダクトです。中古市場でも高い買取価格で取引されています。
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