MarantzのCDプレーヤーCD5005は音質とコストパフォーマンスを両立させたプロダクトです。オーディオの世界に興味があるものの、CDプレーヤー選びに迷っている方も多いでしょう。CD5005はオーディオ愛好家から高い評価を得ているプロダクトです。

この記事では、Marantz のCDプレーヤーCD5005の基本スペックや特徴を紹介し、性能についてレビューします。CD5005に興味を持っている方はもちろん、買取先を探している方もぜひ参考にしてください。

CDプレーヤー CD5005とは？

CD5005は2014年に発売されたMarantzのスーパーオーディオCDプレーヤーです。エントリーモデルでありながら上位機種と同じ回路や構造を各所に採用しており、高いクオリティの音楽表現を実現しています。

CDに込められたオーディオ信号を精緻に読み取る能力を有しており、情報量豊かな音像を構築できます。数々の名機を生み出してきたMarantzのノウハウを、惜しみなくつぎ込んだベストセラー商品です。

CDプレーヤー CD5005の特徴

CDプレーヤーCD5005の特徴は、上位機種と同じ部品・構造を採用していることです。クラスを超えた音質が、オーディオ愛好家から人気を集めています。高品質な音楽再生を可能にするAudio EXモードやクオリティの高いヘッドホン回路も好評です。

上位機種と同じ部品・構造を採用

CD5005は上位機種と同じ部品や構造を随所に採用することで、空間表現力を高めたプロダクトです。DACにはMarantzにおいて数多くの導入実績がある回路を組み込んでいます。

上位プロダクトと同じメカエンジンの採用もCD5005の特色です。信頼と実績を有するメカニズムの導入によって、CDに刻まれた情報を読み取る性能を向上させています。Marantzらしい上質な音楽体験を演出してくれるでしょう。

アナログ出力回路も特筆すべき長所です。上位価格帯のモデルに組み込まれている高速電圧増幅モジュールをバッファーアンプとして実装しています。Marantzの魅力であるひずみの少ないハイスピードな音質作りに貢献しています。

徹底したサウンドチューニングを経た、高品位な音質

Marantzが商品開発する際に価格帯やカテゴリーを問わず行っているのが、徹底したサウンドチューニングです。大型スピーカーで音楽を鳴らしながら音質を精査し、60年かけて培ったブランドのフォロソフィーやテクノロジーをプロダクトに反映させています。

CD5005の開発においても各種部品はもちろん、定数、ワイヤリング、グランドポテンシャルなどの慎重な調整・確認が行われました。Marantzの製品としてふさわしいクオリティを継承させたうえで、さらなるブラッシュアップを目指しています。

Marantzは実直なこだわりと共に、プロダクトの品質向上を探求し続けています。徹底したサウンドチューニングはその姿勢の現れといえるでしょう。

純粋な音楽再生を可能にするAudio EXモード

CD5005はより純粋な音楽再生を可能にするAudio EXモードを実装しています。ノイズを低減させるためにピッチコントロール、デジタル出力、ディスプレイ表示を停止させ、さらにクリアーな空間表現を目指しています。

ディスプレイ表示だけは機能しているAudio EX1モードと、ディスプレイ表示も停止させてさらなる音質向上を図ったAudio EX2モード、そして通常モードの3種類から好みに合ったサウンドを選択可能です。

全てのモードをリモコンで簡単に切り替えられる利便性も嬉しいメリットです。その時の気分や音楽の雰囲気に合わせて、その場から一歩も動かずに音質を変えられます。

フルディスクリートの高品質ヘッドホン回路

自宅や家庭の環境によっては、スピーカーで音楽を聴く時間をなかなか取れない方も多いでしょう。CD5005は高品質なヘッドホン回路を搭載しているため、音を出せないシチュエーションでも音楽を満喫できます。

驚くべきことに、エントリーモデルではあまり使われないフルディスクリートの回路を採用しています。ハイスピード、ローノイズのハイグレードなオペアンプの出力と高速電流バッファーが、高音質なヘッドホン再生を生み出す秘訣です。

高級ヘッドホンのポテンシャルを余さず引き出すだけのクオリティを有しています。お気に入りのヘッドホンで、聴きたいと思ったときにいつでも音楽を再生できます。

CDプレーヤー CD5005のレビュー

CD5005の強みは、エントリークラスの枠組みを超えた、高品位な音楽表現力です。高級感が漂う外観やビギナーにも扱いやすい操作性も高い評価を得ています。総合力に優れているため、幅広い層におすすめできるCDプレーヤーです。

CDプレーヤー CD5005の外見

CD5005は、Marantz伝統のMIデザインを導入しています。シンメトリーのレイアウトや3ピースのフロントパネルなどが特徴です。シンプルゆえに地味と感じる方もいるかもしれませんが、完成度の高いミニマルなフォルムは大人の魅力を放っています。

グラスファイバーを織り交ぜたダンピング効果のある材質と、両サイドのピースが形作る美しい曲線美も印象的なポイントです。センタ―のアルミパネルを安定させて音質を高めると同時に、外観の美しさも際立たせています。

さらに上位機種と同型のスピンカット・フィニッシュのノブを採用することで、優雅な雰囲気を演出しています。数多の名機を彩ってきた気品のあるフォルムが、プロダクトを所有している喜びを一段と高めてくれるでしょう。

CDプレーヤー CD5005の音質

CD5005はMarantz特有の瑞々しい透明感と立体的な音場感を十分に発揮しているモデルです。エントリー機では通常使われないクラスの部品・構成を的確に導入することで、高いパフォーマンスを達成しています。

通常モードでも輪郭のくっきりした美音を表現できますが、Audio EXモードに切り替えるとさらにクリアなサウンドを楽しめます。上品で精緻な響きは低価格帯のプロダクトを超えたクオリティに達しています。

スーパーオーディオCDに込められた豊かな情報量を引き出せるだけの性能を備えているため、楽曲が持つ情感やニュアンスをビビッドに再現可能です。どんなジャンルの音楽でも、その魅力を克明に描き出せるポテンシャルを秘めています。

CDプレーヤー CD5005の操作性

エントリーモデルらしく、ビギナーでも使いやすい操作性を備えています。シンプルなレイアウトのリモコンは、直観的な操作が可能です。そのうえ、1台で同時発売されたプリメインアンプPM5005もコントロールできます。もちろん本体でも再生や一時停止を行えます。

ただし、ディスクトレイの開閉やCDの読み込み速度はやや遅めです。スピード感を重視する方はストレスを感じるかもしれません。

簡単セットアップガイドが付属（公式HPからもダウンロード可能）しているため、設定に不慣れな方でも簡単に配線をつなげられます。オーディオを初めて買う方でも安心でしょう。

CDプレーヤー CD5005の買取はオーディオの買取屋さんへ

本記事ではMarantzのCDプレーヤーCD5005の基本性能と特徴について紹介し、性能についてレビューしました。クラス標準を上回るCD5005の性能は、現在でもオーディオ愛好家から評価されています。中古市場においても、一定の買取価格で取引されています。

もし、CD5005の買取業者をお探しなら、オーディオの買取屋さんがおすすめです。オーディオにかんする専門的知識を持ったスタッフが市場価格を常にリサーチしているため、適正な買取価格を提示できます。