Marantz プリメインアンプPM5005の特徴とは?気になる性能をレビュー!
MarantzのプリメインアンプPM5005は、音質とコストパフォーマンスを兼ね備えたモデルです。オーディオに興味があるものの、プリメインアンプ選びに迷っている方も多いでしょう。PM5005は中古市場で高額買取されている人気製品で、ビギナーにもおすすめです。
この記事では、Marantz プリメインアンプPM5005の基本スペックや特徴を紹介し、性能についてレビューします。PM5005に興味を持っている方はもちろん、買取先を探している方もぜひ参考にしてください。
プリメインアンプ PM5005とは?
サイズ | W440×H105×D370mm |
質量 | 6.7kg |
周波数特性 | 10Hz~50kHz(+0dB,-1dB) |
スピーカーインピーダンズ | 4・8Ω |
消費電力 | 310W |
PM5005は2014年に発売されたMarantzのプリメインアンプです。エントリーシリーズPM5000で初のフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用するなど、上位機種に匹敵するこだわりを込めたモデルとしてオーディオ愛好家から高評価を得ています。
信号増幅の効率性を高めた構造によって、ノイズの減少とエントリー機種とは思えないスケール感を実現しています。Marantz特有の瑞々しいエネルギー感とひずみの少ない音像を、低価格で楽しめるプロダクトです。
プリメインアンプ PM5005の特徴
プリメインアンプ PM5005は高品位な回路や部品の導入と丹念なサウンドチューニングによって、クラスを超えた音楽表現を可能にした製品です。
電流帰還型回路を導入したフルディスクリートのプリアンプ部
PM5005はプリアンプ部にフルディスクリートの電流帰還型増幅回路を搭載しています。エントリーモデルPM5000シリーズとしては初の試みであり、発売時には定価3万円台でメイン回路をフルディスクリート化したプリメインアンプが手に入ると注目を浴びました。
オペアンプ(IC)を使用せず、ヒット作PM6005と同じ設計で作られています。スルーレートに優れたディスクリート・アンプモジュールの導入によって、幅広い音域をカバーするチャンネルセパレーションやハイスピードな音質を達成しているのも特徴です。
原音のニュアンスをできる限りそのままパワーアンプへ伝えるため、オーディオ信号の劣化防止に配慮した回路構成になっています。
V/Iサーボ回路を導入したフルディスクリート・パワーアンプ部
パワーアンプ部もフルディスクリート仕様になっています。V/Iサーボ回路の導入も特徴です。プリアンプ部から送り込まれたオーディオ信号を十分なケアの下で増幅しているため、上位機種のような迫力あるサウンドステージを構築できます。
音源に込められた繊細な音楽的表現を、そのままファイナルのトランジスタまで伝送できるのもメリットです。ノイズが少なく、自然なサウンドを鳴らすプロダクトとして高い評価を得ています。
PM5005の魅力は、エントリー機種の水準を超えた上質感あふれるサウンドです。パワーアンプ部も、そんなプロダクトの強みを生み出す重要なファクターです。
丹念なサウンドチューニング
Marantzが商品を開発する際に、価格帯やカテゴリーにかかわらず必ず実施しているのが徹底したサウンドチューニングです。大型スピーカーで音楽を鳴らしながら開発中のプロダクトの音質を精査し、各音域が的確に再生されているか入念にチェックしています。
Marantzのオーディオ機器としてふさわしいクオリティに達するため、ワイヤリング(配線の引き回し)やグランドポテンシャルなどを丁寧に調整・確認しながら音作りを行っています。
PM5005の開発においては、サウンドチューニングを経て音質向上のために電源一次のリレーサージ電流を大きなものに変更しました。また、バイアス回路を安定させ、表現力の向上を図っています。
細部へのこだわり
部品など細部への実直なこだわりも、PM5005のクオリティを支えている特徴です。コンデンサやトランジスタなど音質に与える影響が大きいパーツには、オーディオ専用備品を可能な限り採用しています。
また、全ての音声入出力端子に金メッキピンジャックを使用していることも見逃せません。一般的に使用されているニッケルよりも導電率に優れており、音の粒立ちを明瞭にしてくれます。耐蝕性が高いため、経年劣化に対する強さもメリットです。
駆動部だけでなく部品選びなど細部においても妥協しない姿勢も、PM5005の低価格帯モデルを超えたクオリティを支えているものです。
プリメインアンプ PM5005のレビュー
PM5005の魅力は、オーディオ愛好家をうならせる優れた音質です。高級感が漂う外観やビギナーに扱いやすい操作性も高い評価を得ています。総合力に優れており、幅広い層におすすめできるプリメインアンプです。
プリメインアンプ PM5005の外見
シンメトリーのレイアウトや3ピースのフロントパネルなどを特徴とする、Marantz伝統のM1デザインを採用しています。シンプルゆえに地味と感じる方もいるかもしれませんが、ミニマルなフォルムが好きな方にはしっくりくる大人っぽいデザインです。
左右のピースが形作る美しいラウンドフォルムと、グラスファイバーを織り交ぜたダンピング効果のある材質も注目したいポイントです。センターのアルミパネルを堅実にサポートし、外観の美しさとサウンドの質を高い水準で両立しています。
また、上位機種と同型のスピンカット・フィニッシュのノブを使用し、エントリークラスらしからぬ豪華さを演出しています。数多のヒット作を彩ってきた気品あるフォルムが、所有している喜びを高めてくれるでしょう。
プリメインアンプ PM5005の音質
PM5005はMarantz特有のくっきりとした美音を、上位機種に迫るクオリティで鳴らせるプロダクトです。もちろん実際のハイエンドモデルには引けを取ります。しかし、エネルギー感と透明感を豊かにたたえた響きは、入門機種として申し分のない水準です。
また、音源に込められた躍動感を立体的に表現する能力にも優れています。瑞々しい音像を保ちながら奥行きや迫力を丁寧に表現しているため、どんなジャンルの音楽でも楽曲が本来持つ軽やかさを十分に引き出せます。
音域別に音量を調整できるトーンコントロールや、小音量での再生時に低音や高音を自然なバランスに補正するラウドネス機能などの実装も特色です。好みの音質を自由自在に追求できます。
プリメインアンプ PM5005の操作性
エントリーモデルらしく、ビギナーに配慮した操作性を備えています。リモコンはシンプルなボタン配置になっているため、直観的な操作が可能です。また、同時発売のCDプレイヤーCD5005も同時にコントロールできます。
本体の両サイドに設置された大きなツマミでは、入力ソースと音量を変えられます。何がどのボタンなのか分かりやすい分かりやすいデザインになっており、戸惑うことはないでしょう。ただ、音量は少し動かしただけで大きく変化するため、慣れるまで時間がかかります。
簡単セットアップガイドが付属(公式HPからもダウンロード可能)しているため、不慣れ方でも簡単に配線をつなげられます。
プリメインアンプ PM5005の買取はオーディオの買取屋さんへ
本記事ではMarantzのプリメインアンプPM5005の基本性能と特徴について紹介し、性能についてレビューしました。PM5005のエントリークラスを超えた音質は多くのオーディオ愛好家から愛されており、中古市場でも定価以上の買取価格で取引されています。
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Marantz プリメインアンプ
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