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パワーアンプ McIntosh 275を徹底紹介!気になる音質や外見についても解説

McIntosh(マッキントッシュ)は、1949年に創立された人気の高いハイエンドオーディオメーカーです。緑色のライトが使用されたフロントパネルが特徴的で、高出力で高性能なパワーアンプは多くのオーディオファンから愛用されています。

 

本記事では、  McIntosh MC275を徹底解説します。モデルの歴史や、音質などについてくわしく解説しますので、購入や売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

McIntosh 275とは?

定格出力 75W+75W(4/8/16Ω)、150W(2/4/8Ω)
チャンネル数 2
全高調波歪率 0.5%
S/N比 105dB
ダイナミック・ヘッドルーム 1.2dB
入力感度/入力インピーダンス 3.4V/20kΩ(バランス)、1.7V/47kΩ(アンバランス)
ダンピングファクター 22
回路構成 ユニティ・カップル回路
モノブリッジ接続 非対応
モノパラレル接続 可能
定格出力帯域 20Hz ~ 20kHz
周波数特性 +0 -3dB 20Hz ~ 100kHz +0 -0.25dB 20Hz ~ 20kHz
イルミネーション LED(小信号真空管照射用)
シャーシデザイン ステンレス鏡面仕上げシャーシ
スピーカー出力端子 ステレオ1系統 x 3(4Ω x 1、8Ω x 1、16Ω x 1)
入力端子 RCA x 1系統、XLR x 1系統(バランス/アンバランス切替)
使用真空管 出力用KT88x4、電圧増幅/ドライバー用12AT7x4、入力・位相反転用12AX7Ax3
消費電力 440W
外形寸法 419(W) × 216(H) × 305(D)mm
質量 30.5kg
価格 913,000 円 (税込)

 

McIntosh MC275は、1961年に発売された真空管式のパワーアンプです。発売から半世紀以上が経ちますが、 McIntoshの代名詞と言われるほど根強い人気があり、2022年現在までに6回もの復刻がされています。その要因は、高いドライブ能力と、優れた音質です。

 

このモデルが発売された1960年代は、大型スピーカー全盛時代が終焉したタイミングでした。この時代に合わせてステレオ型のオーディオシステムに最適化したパワーアンプとして開発されたのが、今回紹介するMcIntosh MC275です。

 

大型スピーカー全盛期に開発されたMC30・MC60と比べて出力は劣りますが、ステレオ型のパワーアンプとしては非常に優れており、現代ではMC30・MC60を上回るほどの人気を獲得しています。

 

McIntosh MC275の特徴

 McIntosh MC275の特徴は、なんと言ってもその素晴らしいサウンドです。 McIntoshらしいパワー感と音のキレ、華々しいサウンドは、多くの人を虜にしました。以下では、 McIntosh MC275のサウンドについて、回路やサウンド面から解説します。

 

マッキントッシュ社渾身のユニティ・カップルド・サーキット回路

McIntosh MC275には、 McIntosh社が独自に開発した「ユニティ・カップルド・サーキット回路」が搭載されています。 McIntosh社が特許を取得したバイファイラ巻きの出力トランスフォーマーを採用し、よりロスのない信号伝達を可能にしたのが、このユニティ・カップルド・サーキット回路です。

 

通常の真空管パワーアンプの回路は、真空管からの信号を出力トランスに入力するタイミングで、出力トランスに大きな負担がかかってしまい、大きな信号ロスが発生してしまいます。しかし、ユニティ・カップルド・サーキットでは通常よりも低いインピーダンスでトランスへ信号を入力するため、負担が少なく、ロスが低くなるのです。

 

この回路は、非常に効率よく音楽信号を流せる回路として、オーディオファンの間でも人気です。

 

真空管アンプの最高峰モデル

McIntosh MC275は、真空管アンプの最高峰モデルと称されています。これは、前述したユニティ・カップルド・サーキット回路によるレスポンスの良さ、解像度の高さ、そして McIntosh社らしい出力の高さなどが主な要因です。

 

昨今はステレオのオーディオシステムが主流ですが、ステレオパワーアンプは、モノラルに比べるとどうしても出力が落ちてしまい、迫力に欠けるといった評判もあります。しかし、 McIntosh社は持ち前のドライブ能力とユニティ・カップルド・サーキット回路によって、これを克服しました。

 

こうした要因によって、現代のステレオオーディオで素晴らしい性能を発揮するMcIntosh MC275は、真空管アンプの最高峰モデルと評されます。

 

復刻版が販売されるほど根強い人気

McIntosh MC275は、6回もの復刻が行われるほど根強い人気があります。これは、 McIntosh社のパワーアンプらしいパワフルさ、エネルギッシュさが大きな要因でしょう。どんなスピーカーでもしっかりと箱鳴りさせるそのパワーは、迫力ある音を求める方にはぴったりです。

 

また、真空管らしく太いサウンドなのも魅力で、特に生楽器の音源では非常にあたたかくリアルなサウンドを奏でます。真空管アンプにありがちな歪みも少なく、使用しやすい真空管アンプであるため、これほどまでに根強い人気を誇っているのでしょう。

 

ゴールデンコンビ

McIntosh MC275と相性の良い組み合わせとされているのが、C22というプリアンプです。このプリアンプは真空管プリアンプで、2012年には日本エリアのみ100台限定で販売されるなど、こちらも根強い人気を誇っています。

 

この真空管プリアンプC22と、真空管パワーアンプMcIntosh MC275の組み合わせは「ゴールデンコンビ」と呼ばれ、その素晴らしい組み合わせは多くのファンから愛されてきました。

 

低音の迫力

McIntosh MC275は、低音の迫力に定評があります。もともと真空管アンプは中低域の太さや迫力に特徴がありますが、McIntosh MC275はユニティ・カップルド・サーキット回路によるロスの低さによって、さらに低音の迫力が増しているのです。

 

また、 McIntosh社のパワーアンプらしいドライブ能力も、低音の迫力に影響しています。スピーカーをエンクロージャーまでしっかりと振動させるその出力の高さは、中低域のパワー感をより強くしています。

 

McIntosh MC275の性能

上記のように、 McIntosh MC275は真空管らしい中低域の迫力、そしてドライブ能力の高さなどによって、根強い人気を誇るパワーアンプです。以下では、そんなMcIntosh MC275の性能について、外見とサウンド面から解説します。

 

 McIntosh MC275の外見

McIntosh MC275は、ステンレスシャーシや真空管が特徴的な、無骨なデザインです。真空管保護用のアミを外すと、パワーアンプ用の真空管が露出し、駆動時にはオレンジに点灯する真空管が楽しめます。

 

いかにも「機械」という雰囲気の外観ですが、このアナログで潔い外観が、多くのファンの心を掴んで離さない要因でしょう。

 

McIntosh MC275の音質

McIntosh MC275の音質は、パワフルでエネルギッシュ、そして太く迫力のあるサウンドです。また、ユニティ・カップルド・サーキット回路によって歪みやロスが少なく、真空管アンプのデメリットとなる部分を払拭しているのも、McIntosh MC275の素晴らしいサウンドの特徴でしょう。

 

太い・パワーがあるというと、繊細さに欠く印象を持つ方もいるかもしれませんが、McIntosh MC275の魅力は繊細さや音の分離感も素晴らしい点です。クラシック音楽のように繊細さを求める音源にも、McIntosh MC275はぴったりでしょう。

 

McIntosh MC275の買取はオーディオの買取屋さんへ

McIntosh MC275は、 McIntosh社が開発した真空管アンプの代表的なモデルです。パワフルさと、真空管らしいあたたかなサウンド、そして特許技術を用いた回路によるロスや歪みの少なさなど、素晴らしいサウンドのパワーアンプと言えます。

 

そんな大人気機種 McIntosh MC275の売却を検討されている方は、ぜひ弊社「オーディオの買取屋さん」にご相談ください。高級オーディオに精通した専門スタッフが、丁寧に査定いたします。お電話で出張査定のご予約を承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。

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