McIntoshは、アンプやCDプレーヤーなどで人気のオーディオメーカーです。伝統を重んじながらも、DACチップ搭載モデルをいち早く発表するなど、技術革新にも意欲的なメーカーとして知られています。

本記事ではMcIntoshのオーディオ製品について、買取相場や各モデルの特徴を解説します。パワーアンプやプリアンプはもちろん、CDプレーヤーなども幅広く解説するので、今McIntoshをお持ちの方は是非参考にしてください。

 McIntoshのオーディオ買取相場一覧

McIntoshの中でも主要なモデルについて、買取相場を一覧にしました。今回はパワーアンプやプリアンプ、CDプレーヤーなど13のモデルをご紹介します。

買取相場はパワーアンプのハイエンド機で100万円前後、CDプレーヤーなど比較的手頃なモデルで30万円前後となっています。

 McIntoshで高価買取査定が期待できるプリメインアンプ、パワーアンプ

それではMcIntoshの中でも高価買取査定が期待できるプリアンプとパワーアンプについて、合計7つのモデルを紹介します。上位モデルは買取相場が100万円のものもあり、その他のモデルも高価買取が期待できます。

上記のモデルについて、以下で詳しく解説します。

MC2301

全面に配置された2本の真空管が印象的なパワーアンプです。高出力なKT88真空管を8本搭載しており、真空管アンプにもかかわらず300Wの出力を確保できます。

またパワーだけでなく、McIntoshの伝統的な回路であるユニティ・カップル回路とマルチファイラー巻きトランスフォーマーによって、歪みが少なく安定した出力を実現しています。

真空管を8本使用しているので、回路や真空管の劣化具合によって査定額が異なります。全面のガラスパネルやパワーメーターにキズやへたりがないと、より高く買い取ってもらえるでしょう。

MC1.2KW

MC1.2KWは、入力から出力までが完全クアッド・バランス・サーキットのパワーアンプです。負帰還（アンプ出力側のエネルギーを入力側に戻すこと）を最大限減らすことによって、モデル名にもなっているkW.12/chを実現しています。

またワイドレンジ出力オートフォーマーによって2・4・8オームそれぞれ同等の出力で対応でき、システム損傷からスピーカーを守ります。

定価が300万円以上の高額商品であるため、買取査定相場も高い水準です。全面の黒いガラスパネルはキズが目立つため、外観がきれいなものだと査定金額もアップします。

MA9000

MA9000は、300W＋300Wという非常にパワフルなMcIntoshのフラッグシップモデルです。DSD256およびDXD384に対応したUSBデジタル入力を備え、McIntoshの伝統的な回路や最新の技術がおしみなく使われています。全面の8バンドのイコライザーでは、音場によって直感的に音質を操作することが可能です。

鏡面仕上げのシャーシや金メッキ加工がされた端子類など、劣化が目立つパーツが多いです。またイコライザーなどツマミ類も多いため、各部品や内部回路の目立った劣化がないものは、高く買い取ってもらいやすいでしょう。

MC601

McIntoshの中でも比較的小柄なMC601は、小型にもかかわらず600Wの出力を備えた高出力のモノラルパワーアンプです。完全クアッド・バランス回路やThrmalTrakバイポーラ・パワートランジスタによって、低ノイズで低歪、かつ安定した出力を実現しています。

モノラルパワーアンプで入出力端子も少ないため、製造年月日などが主な査定項目となります。比較的製造年が新しく、外観や回路の目立った劣化もないものであれば、比較的良い金額で査定が可能です。

McIntoshで高価買取査定が期待できるCDプレーヤー

McIntoshで高価買取査定が期待できるCDプレーヤーは、以下のモデルです。相場はおおよそ30万円前後で、2010年代に発売されたモデルがメインとなっています。

上記2つのモデルについて、以下で詳しく解説します。

MCD1100

MCD1100は、過去に販売されていた「MCD1000（CDトランスポート）」と「MDA1000（D/Aコンバーター）」を合体させたモデルです。ESSのES9018（D/Aコンバーター）をクアッドコアで動作させ、高い再生能力をもつモデルとなりました。

前面のツマミ類や端子類だけでなく、リモコンの保管状態なども査定の対象となります。10年ほど前に発売となったモデルで、CD読み込み部の劣化などが発生している個体もあると考えられます。こうした外観、内部回路等の劣化がないものであれば、高く買取できるでしょう。

MCD550

MCD550は、デジタル入出力などを搭載した2チャンネル専用のSACD/CDプレーヤーです。PCから音楽データを取り込めるUSB端子や、コアキシャル、オプチカルデジタル入力を搭載しており、CDやアナログだけでない幅広い入力ソースを扱えるプレーヤーとなっています。

CDプレーヤーの読取り部やリモコン、外観の劣化が主な査定項目です。またデジタル入力が正常に反応するか、前面の画面表示は正常かといったことも本機の査定においては大変重要になります。

McIntoshで高価買取査定が期待できるオーディオシステム

McIntoshで高価買取査定が期待できるオーディオシステムは、以下3つのモデルです。相場はおおよそ25万円前後で、こちらも2010年代に発売されたモデルがメインとなっています。

それでは上記のモデルについて、それぞれ解説します。

MXA80

MXA80は、ヘッドフォンアンプのMHA150とステレオスピーカーをセットにしたモデルです。比較的コンパクトな外観ではありますが、50W＋50Wというパワフルさをもっています。当時の新型DACチップやUSB端子などのデジタル入力端子を搭載し、高い利便性とハイレベルな再生力を両立しています。

基本的には上下にCDプレーヤーなどを積み重ねて使用することを想定しているため、ヘッドフォンアンプの上下面にキズがないかがチェックポイントです。

またスピーカーがハイグロス仕上げと呼ばれる艶出し仕上げになっているため、目立ったキズがないかも査定対象となります。MCT80（CDトランスポート）などとセットだと、より高く査定できる場合があります。

MXA70

MXA70は、ヘッドフォンアンプ「MHA100」とステレオスピーカーをセットにしたモデルです。5ステップのベースブースト・コントロールを搭載しており、低音域を豊かに響かせたいというニーズにもしっかりと応えてくれます。

またUSBやTOS光、同軸、AES/EBUと4つのデジタル入力があるため、幅広い機器に接続可能です。

外観や回路の劣化や、端子のくすみがないかが主な査定項目です。また前面の画面・メーター表示、リモコンの保存状態や動作状況なども査定に影響します。

MXA60

McIntoshのロゴとともに緑に輝く真空管が魅力的なMXA60は、McIntosh初のオーディオシステムとして発売されたモデルです。

75W＋75WのパワーアンプとSACD/CDプレーヤー、AM/FMチューナー、そしてスピーカーがセットになっており、この一台でMcIntosh伝統のサウンドが楽しめるようになっています。

機能が豊富なため、各動作（ラジオチューナー、CD読み込みなど）が正常に行われるかが重要な査定項目です。また前面のライトやメーター、リモコンの動作状況、接続端子の劣化状況なども査定に大きく影響します。

まとめ

本記事ではMcIntoshのオーディオ機器について、高価買取査定が期待できるモデルや各モデルの特徴などを解説しました。

高価格帯の製品も増えるオーディオ業界において、比較的手の届きやすいモデルを作り続けているMcIntosh。その技術力の高さからファンも多く、根強い需要があるメーカーといえます。

高価買取も期待できるMcIntoshの製品を売却する際は、しっかりと価値を判断できる専門ショップに査定を依頼するのがおすすめです。

弊社「オーディオの買取屋さん」は、音楽や楽器、オーディオが好きな専門スタッフばかりでスタートした、オーディオ機器買取の専門ショップです。あなたの大切なオーディオ機器を、専門知識を持って丁寧に査定いたします。

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