NEUMANNオーディオ製品の買取について、相場や各モデルの特徴を徹底解説!
NEUMANN(ノイマン)といえば、マイクメーカーとして世界をリードしてきた一流のオーディオメーカーです。2010年からはそのオーディオ技術を用いてスピーカー製造もスタートし、瞬く間に世界中で使用されるようになりました。
そんなNEUMANNの製品の中には、高価なモデルや人気のあるヴィンテージモデルが多数存在します。そのため中古市場においてとても需要のあるメーカーです。
今回はNEUMANNのオーディオ製品について、中古買取相場や売れ筋モデルの特徴を解説します。マイクはもちろんフィールドモニター(スピーカー)も解説しますので、これからNEUMANN製品を売りに出そうと考えている方は是非最後までご覧ください。
NEUMANNのオーディオ買取相場一覧
NEUMANNの製品、特にマイクは定価50万円前後のモデルも多く、買取価格相場も高いモデルが多いです。NEUMANN製品の中でも以下の製品は、特に高価で買取されています。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
U 67 Set | マイクロフォン | 320,000円 |
M 149 Tube | マイクロフォン | 220,000円 |
U 47 fet i | マイクロフォン | 220,000円 |
U 87 Ai Studio Set | マイクロフォン | 200,000円 |
M 147 Tube | マイクロフォン | 135,000円 |
TLM 67 | マイクロフォン | 100,000円 |
TLM 49 | マイクロフォン | 85,000円 |
TLM 107 | マイクロフォン | 70,000円 |
TLM 103 | マイクロフォン | 50,000~65,000円 |
TLM 193 | マイクロフォン | 50,000円 |
KM 184 | マイクロフォン | 20,000~43,000円 |
TLM 102 | マイクロフォン | 38,000~40,000円 |
KMS 104 | マイクロフォン | 20,000円 |
KMS 105 | マイクロフォン | 20,000円 |
KH 310 A L G | フィールドモニター | 155,000円 |
KH 80 DSP | フィールドモニター | 65.000円 |
KH 120 A | フィールドモニター | 60.000円 |
上記の製品は、定価に対して良い条件で買取されるケースが比較的多いでしょう。中でも「U 67 Set」や「M 149 Tube 」などの定価が非常に高額な製品は、買取相場額も非常に高いです。
NEUMANNで高価買取査定が期待できるマイクロフォン
NEUMANNは、1928年の創業からマイクメーカーとして業界をリードしてきました。ラジオやテレビ、音楽スタジオ、コンサートホール、ナレーション録音など様々な場面で使用されてきたNEUMANNのマイクは、今もハイエンド製品として多くのエンジニアに愛されています。
そのような歴史のあるNEUMANNマイクの中でも、特に高価買取査定が期待できるのは以下のモデルです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
U 67 Set | マイクロフォン | 320,000円 |
M 149 Tube | マイクロフォン | 220,000円 |
U 47 fet i | マイクロフォン | 220,000円 |
U 87 Ai Studio Set | マイクロフォン | 200,000円 |
M 147 Tube | マイクロフォン | 135,000円 |
TLM 67 | マイクロフォン | 100,000円 |
TLM 49 | マイクロフォン | 85,000円 |
TLM 107 | マイクロフォン | 70,000円 |
TLM 103 | マイクロフォン | 50,000~65,000円 |
TLM 193 | マイクロフォン | 50,000円 |
KM 184 | マイクロフォン | 20,000~43,000円 |
TLM 102 | マイクロフォン | 38,000~40,000円 |
KMS 104 | マイクロフォン | 20,000円 |
KMS 105 | マイクロフォン | 20,000円 |
それでは各モデルごとに、細かな特徴を解説します。
U 67 Set
U67は、1960年に発売されてから大ヒットとなったマイクです。きめ細やかで解像度の高い音が特徴で、どんな楽器にもぴったりとくる汎用性を持っています。その人気の高さから、発売から50年以上経った2018年に復刻版として「U67 Set」が発表されました。
NEUMANNの中でもU47の次に古い人気モデルで、多くのファンがいるため、買取価格は非常に高くなっています。中でも真空管やダイアフラムの状態が良いものは、高価買取が期待できるでしょう。
M 149 Tube
M149 Tubeは、1950年代を代表する「M49」を現代風にアレンジしたマイクです。9つの指向性パターンをスイッチで切り替えられるため、その利便性の高さから小・中規模スタジオの多くが導入しています
現行のNEUMANNマイクとしては非常に高価なモデルのため、買取価格も比較的高いです。内部の真空管やダイアフラム、付属品(ケース、パワーサプライなど)の状態が良いものは、より高い価格で買取できます。
U 47 fet i
U47 fet iは、NEUMANNの伝説的ヒットマイク「U47」の第3世代に位置するマイクです。1950〜1960年代に製造された「U47」の後継機種として、1972年に「U47 fet」が発売され、そのU47 fetを復刻したのが現行の「U47 fet i」となっています。
U47 fet iも歴史あるマイクの流れを汲むモデルとして人気があり、買取価格は比較的高額です。
真空管を積んでおらず構造もシンプルのため、U67 SetやM149 Tubeと比べコンディションは劣化しにくいモデルです。そのためダイアフラムの状態が査定に大きく影響します。またケースが木製のため、ケースの状態でも買取価格が左右されるでしょう。
U 87 Ai Studio Set
U87 Ai Studio Setは、世界中のスタジオで50年にわたり愛されてきた定番マイクです。非常に明瞭度の高いサウンドや、3つの極性パターンをスイッチで切り替えられるのが特徴で、様々なジャンルで使用されてきました。
定価はU47 fet iと同程度で、買取価格もU47 fet iと同程度の水準です。非常に人気のあるモデルのため、高価買取が期待できるモデルでしょう。U47 fet iと同様にケースが木製のため傷が目立ちやすく、マイク以外の付属品も良い状態かどうかが買取金額に影響します。
M 147 Tube
M147 Tubeは、伝説的モデル「U47」と同じダイアフラム・同系統のグリルデザインを採用したマイクです。クラシックなサウンドと、現代技術による低ノイズが合わさった魅力的なサウンドを持つ人気のモデルです。
定価がU 47 fet iやU87 Ai Studio Setなどと比較して少し安いですが、人気のあるモデルのため買取額は高いです。このモデルの特徴でもある大型のダイアフラムや、パワーサプライなどの付属品が良いコンディションだと、買取金額が高くなります。
TLM 67
TLM67は、NEUMANNの人気モデル「U67」を踏襲したモデルで、同機種と同じダイアフラムを採用しています。U67との違いは回路部分にあります。TLM67はトラブルの少ないFET回路を採用しているため、真空管トラブルの心配がないモデルです。
定価はNEUMANNの中では中位で、初めて本格的なマイクを購入する層に人気があるため、買取価格は高い水準となっています。レトロな見た目も人気の理由で、外観の状態が良いと比較的高い金額での買取が可能です。
TLM 49
TLM49は、1950代に人気を博した「U47」や「U49」と同じダイアフラムを採用した、クラシカルなサウンドが特徴のモデルです。TLM67と同じくFET回路を使用しているため、トラブルが少ないのも魅力のひとつでしょう。
NEUMANNの中では比較的手に入れやすい価格帯であるため、自宅録音をしている方から特に人気で買取相場も高くなっています。本体に対してグリルがとても大きいため、若干取り回しに注意が必要なモデルで、グリルに変形がないものは買取金額が高くなります。
NEUMANNで高価買取査定が期待できるフィールドモニター
世界的マイクメーカーとして歴史を歩んできたNEUMANNですが、2010年からはスタジオモニタリング市場にも参入し、数々のモニタースピーカーを製造してきました。
NEUMANNのフィールドモニターの中で高価買取査定が期待できるのは、以下のモデルです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
KH 310 A L G | フィールドモニター | 155,000円 |
KH 80 DSP | フィールドモニター | 65.000円 |
KH 120 A | フィールドモニター | 60.000円 |
上記の各モデルについて、詳しく解説します。
KH 310 A L G
KH310 A L Gは、中〜低音域の解像度が特に優れているフィールドモニターです。コンパクトなモデルではありますが、強力な電源と3chのパワーアンプにより、34Hzという超低音域まで再生することができます。
3ウェイのパワードモニターで、中規模のスタジオを持つ方から人気のあるモデルです。スピーカーユニットや回路の劣化具合によって、買取価格が大きく異なるでしょう。
またレフトとライトそれぞれ単体で販売している製品のため、2つセットだとより高く売れやすい傾向にあります。
KH 80 DSP
KH 80 DSPはデジタル技術をふんだんに取り入れたフィールドモニターです。DSPを搭載したモデルで、Neumann.Controlソフトウェアと専用の測定マイクMA1を使うと、使用環境に合わせた音場調整ができます。
音場調整機能やコンパクトなフォルムから、自宅録音をする方に人気のあるモデルです。外観がきれいなだけでなく、ゴム足がきちんと揃った状態だと、買取金額が比較的高くなりやすいです。
KH 120 A
KH 120 Aは、コンパクトでありながら最大111.1dBの音圧を得られるパワフルなフィールドモニターです。ニアフィールド用途に最適化された指向性で、ノイマンのコンパクトスタジオモニターの中では基準となるようなモデルです。
スピーカーユニットや回路に目立つ劣化がなく、左右のユニットセットだと買取金額が高くなりやすいです。また国内正規品かどうかというのも、重要な査定項目になります。
まとめ
NEUMANNのオーディオ製品について、中古買取相場や各モデルの特徴を解説しました。高価買取査定が期待できるモデルでは20〜30万円ほどのモデルもあり、中古市場において根強い人気のあるメーカーだといえます。
NEUMANNのオーディオ製品は非常に高額なものが多いため、売り出す場合はオーディオの専門ショップに査定依頼をするのがおすすめです。弊社「オーディオの買取屋さん」は音楽好きが集まってできたサービスで、NEUMANNのような高額機材も専門知識を持ったスタッフが丁寧に査定いたします。
NEUMANNのオーディオ製品を売却しようと考えている方は、ぜひご相談ください。