Sonus faber(ソナス・ファベール)の買取相場は?人気の11モデルを紹介
Sonus faber(ソナス・ファベール)は、1980年にイタリア北部のヴィチェンツァという町で設立されたオーディオブランドです。工芸品を彷彿とさせる美しいデザイン性と音の純度の高さに特徴があります。
これまでに「CREMONA(クレモナ)」や「AIDA(アイーダ)」など、数々の銘機を生み出してきたSonus faber。スピーカーファンの間でも特に人気の高いブランドだけに、売却すればどの程度の価格になるのか気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、Sonus faberの買取相場について徹底的に解説します。使用しなくなった古いスピーカーが残っている方は、この記事を参考に売却を検討してみてください。
Sonus faberのオーディオ買取相場一覧
数あるオーディオブランドのなかでも、Sonus faberは主にスピーカー製品で世界を席巻しました。妥協のないモノづくりだからこそ販売価格は非常に高額で、モデルによっては1,000,000円以上の買取額が期待できます。
特に人気の高いモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
IL CREMONESE | スピーカー | 2,000,000円 |
Amati Tradition | スピーカー | 1,500,000円 |
Serafino Tradition | スピーカー | 1,000,000円 |
Guarneri Tradition | スピーカー | 750,000円 |
Olympica Nova Ⅴ | スピーカー | 800,000円 |
Olympica Nova Ⅲ | スピーカー | 600,000円 |
Olympica Nova Ⅰ | スピーカー | 300,000円 |
Electa Amator Ⅲ | スピーカー | 650,000円 |
Minima Amator Ⅱ | スピーカー | 250,000円 |
SonettoⅧ | スピーカー | 270,000円 |
Sonetto Ⅴ | スピーカー | 198,000円 |
Sonetto Ⅲ | スピーカー | 150,000円 |
Sonetto Ⅱ | スピーカー | 85,000円 |
Sonetto Ⅰ | スピーカー | 60,000円 |
Sonetto Center Ⅰ | スピーカー | 25,000円 |
Sonetto Center Ⅱ | スピーカー | 44,000円 |
Sonus faberで高価買取査定が期待できるスピーカー
Sonus faberのスピーカーのなかでも、特に高価買取が期待できるモデルは次の通りです。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
IL CREMONESE | スピーカー | 2,000,000円 |
Amati Tradition | スピーカー | 1,500,000円 |
Serafino Tradition | スピーカー | 1,000,000円 |
Guarneri Tradition | スピーカー | 750,000円 |
Olympica Nova Ⅴ | スピーカー | 800,000円 |
Olympica Nova Ⅲ | スピーカー | 600,000円 |
Olympica Nova Ⅰ | スピーカー | 300,000円 |
Electa Amator Ⅲ | スピーカー | 650,000円 |
Minima Amator Ⅱ | スピーカー | 250,000円 |
SonettoⅧ | スピーカー | 270,000円 |
Sonetto Ⅴ | スピーカー | 198,000円 |
ここからは各モデルの特徴や高価買取の理由について詳しく解説します。
IL CREMONESE
IL CREMONESE(イル・クレモネーゼ)は、クレモナの名工と呼ばれるアントニオ・ストラディヴァリの生誕300年を祝して開発された、フラッグシップモデルのスピーカーです。IL CREMONESEという製品名は、ストラディヴァリの代表作からオマージュしています。
前面のバッフルにはツイーターとミッドレンジ、サイドパネル後方に2基のスーパー・ウーファーを搭載した、非常に贅沢な仕様の6スピーカー・システムとなります。
販売価格は6,000,000円超。高級オーディオブランドであるSonus faberのなかでも最高水準の価格帯で、状態が良ければ2,000,000円前後という高額な買取額が期待できます。
Amati Tradition
2017年に「Homage Tradition(オマージュ・トラディション)」としてリリースされた3機種のうちの1つ。そのなかでも「Amati Tradition(アマティ・トラディション)」は、もっとも高額な3,600,000円という値段がついた4スピーカー・システムです。
1998年にSonus faberから発売された「Amati Homage(アマティ・オマージュ)」の開発思想を引き継いでおり、伝統的でありながら新鮮味あふれるデザイン性や機能性に特徴があります。買取相場は1,500,000円前後が目安です。
Serafino Tradition
上記で取り上げた「Homage Tradition」に含まれる1機種で、3.5ウェイ式の4スピーカー・システムです。
先ほど紹介した「Amati Tradition」と後ほど紹介する「Guarneri Tradition(ガルネリ・トラディション)」は、どちらもHomageシリーズの系譜を継承していますが、「Serafino Tradition(セラフィーノ・トラディション)」は、Homage Traditionとして新たに加わったスピーカーです。
オマージュしているのは、18世紀前半にヴェネツィアで活躍した巨匠サント・セラフィーノ。独自の空気流制御システムにより、高精度な低域再生を実現できます。状態が良ければ1,000,000円前後の買取額となります。
Guarneri Tradition
「Homage Tradition」の最後の1機です。「Guarneri Tradition」は2ウェイ式の2スピーカー・システムとなっており、設置が容易なブックシェルフ型の構造に特徴があります。
師であるアントニオ・ストラディヴァリの影響を受け、美しい数々のヴァイオリンを世に残したガルネリ・デル・ジェスの作品をオマージュ。その品格をいかにしてスピーカーで再現できるかをコンセプトに、木材の使い方からニカワの塗り方に至る名匠の手法を徹底研究して開発されました。
小ぶりな製品なのでHomage Traditionのなかでは最安値ですが、買取相場は750,000円前後と、数あるスピーカーのなかでも非常に高額な値段をつけています。
Olympica Nova Ⅴ
Olympica Nova Ⅴは、2020年6月に発売されたSonus faber製スピーカーのフラッグシップモデルです。
Olympica(オリンピカ)シリーズは、Sonus faber初となる左右非対称デザインを採用した挑戦的なスピーカーです。このデザインにより独創的な外観を生み出すだけではなく、内部の平行面をなくすことで定在波を排除し、内部共振を大幅に低減することに成功しています。
「Olympica Nova Ⅴ」はバスレフ方式の5スピーカー・システム。複数の異なる木材を組み合わせることで、不要振動を抑えつつ木の独特な音の響きを再現できます。買取相場の目安は800,000円前後です。
Olympica Nova Ⅲ
2013年に発売したOlympicaシリーズの後継モデルにあたるスピーカーです。エンクロージャーやスピーカーユニットの部品や構造を刷新し、さらなる進化を遂げています。
天板とバッフル全体にレザーを巻きつけたデザインが引用的なOlympicaシリーズ。「Olympica Nova Ⅲ」では、旧来のデザインを一新し、厚みの異なる木材シートを8層重ねてプレス加工しています。その結果、デザイン性と強靭なフォルムを兼ね備えたスピーカーに仕上がりました。
商品の状態によっては600,000円前後の買取相場が期待できるでしょう。
Olympica Nova Ⅰ
Olympicaシリーズをリデザインしたコレクションスピーカーで、同時に発売されたOlympica Novaの3機種のなかで唯一ブックシェルフ型を採用しています。外観のコンパクトさを感じさせない、大迫力のサウンド表現力が魅力です。
買取相場は300,000円前後と、Olympica Novaシリーズのなかでは最安値となります。しかし、定価の30~35%程度で売却できるため、買取相場は非常に高水準だといえるでしょう。
Electa Amator Ⅲ
世界的なヒットを記録したSonus faber製スピーカー「Electa Amator(エレクタ・アマトール)」が発売されたのが1987年。それから約30年後の2018年に発売されたのが、この35周年記念モデルとなる「Electa Amator Ⅲ」です。
第3世代となる本機は、初代モデルの基本コンセプトを受け継ぎながら、独自のウーファーやDADトゥイーターを搭載しています。また、底面にはイタリア北部で算出された白大理石を採用しており、高級感のあるデザインに仕上がっています。
ハイクオリティなオーディオ機器を表彰する「HiVi夏のベストバイ2019」では、スピーカー部門で見事1位に輝きました。発売から4年が経過した現在でも、650,000円前後という高額な価格で取引されています。
Minima Amator Ⅱ
上述した「Electa Amator」の第2世代にあたるブックシェルフ型のスピーカーです。「伝統の技術と確かな音楽性が最先端のテクノロジーと融合」によって旧モデルをリバイバルするプロジェクト、「HERITAGE COLLECTION(ヘリテージ・コレクション)」の一環として開発されました。
サイズがコンパクトで定価が安くなる分、「Electa Amator Ⅲ」に比べて買取額は大きく減少しますが、ブックシェルフ型スピーカーのなかでは高額な250,000円前後の買取相場になっています。
SonettoⅧ
Sonus faberが数々の上位モデルで培ってきた技術を惜しみなく投入するSonetto(ソネット)シリーズにおいて、フラッグシップモデルにあたるのが「SonettoⅧ」です。
繊細なシルク・ソフトドームとリングラジエーターの指向特性を融合させたアローポイント・DADツイーターを搭載しています。この独自構造によって、伸びやかで澄み切った高域再生を実現できます。
「HiVi夏のベストバイ2019」のスピーカー部門(100万円未満)で1位を獲得するほどの性能です。実力と評判の両方を兼ね備えた本機の買取相場は、270,000円前後となっています。
Sonetto Ⅴ
Sonetto Ⅴは、Sonettoシリーズにおける3ウェイ式4スピーカー・システムです。軽量かつ高剛性で定評のあるアルミニウム合金製ダイアフラムを採用しており、SonettoⅧのような伸びやかな高域に対応しつつ、迫力のある低域表現にも長けています。
中古品であっても198,000円前後の買取額が期待できます。
まとめ
Sonus faberのスピーカーは、ヴィチェンツァの工房で一つひとつの製品が手作業によって作られています。その丁寧なモノづくりと確かな品質から、日本でもさまざまなメディアで取り上げられ、過去に数々の賞を獲得しました。
モデルによっては数十万円単位で売却できるものもあるため、この機会に売却を検討している方は、ぜひ当店「オーディオの買取屋さん」へ査定をご依頼ください。出張買取に対応していますので、持ち運びが難しいスピーカーでも問題ありません。
興味のある方は、ぜひ、お問い合わせ・お見積りをしてみてください。