UESUGI(上杉研究所)の買取相場はいくら?10種類の人気モデルをご紹介
UESUGI(上杉研究所)は、アンプ製作者やオーディオ評論家として活躍した上杉佳郎氏が手がけたオーディオ機器ブランドです。1971年のブランド立ち上げ当初から、完璧なアフターサービスと永久保証を掲げて話題になりました。
UESUGIが展開するアンプ製品は元値が高いこともあり、高額で売却できるモデルが多数存在します。古い製品や多少傷が残っているアンプであっても、買取専門店に持ち込むことで想像以上の査定額になる可能性があります。
本記事では、UESUGI製オーディオ機器の買取相場について徹底的に解説します。
UESUGIのオーディオ買取相場一覧
UESUGIが展開するラインナップのほとんどはアンプ製品となっています。そのなかでも特にU・BROSシリーズは人気が高く、高額なモデルが目立ちます。
以下はUESUGIの代表的なモデルの買取相場一覧表です。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
U・BROS-120R | パワーアンプ | 440,000円 |
U・BROS-280R | プリアンプ | 350,000円 |
U・BROS-280 | プリアンプ | 300,000円 |
U・BROS-2011M | パワーアンプ | 230,000~270,000円 |
U・BROS-280L | プリアンプ | 230,000円 |
U・BROS-220 | フォノアンプ | 210,000円 |
U・BROS-220R | フォノアンプ | 200,000円 |
U・BROS-2011P | プリアンプ | 200,000円 |
U・BROS-660S | インテグレーテッドアンプ | 180,000円 |
U・BROS-660 | インテグレーテッドアンプ | 155,000円 |
UESUGIで高価買取査定が期待できるプリメインアンプ、パワーアンプ
UESUGIのアンプ製品のなかでも、特に次のモデルは高額買取が期待できます。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
U・BROS-120R | パワーアンプ | 440,000円 |
U・BROS-280R | プリアンプ | 350,000円 |
U・BROS-280 | プリアンプ | 300,000円 |
U・BROS-2011M | パワーアンプ | 230,000~270,000円 |
U・BROS-280L | プリアンプ | 230,000円 |
U・BROS-220 | フォノアンプ | 210,000円 |
U・BROS-220R | フォノアンプ | 200,000円 |
U・BROS-2011P | プリアンプ | 200,000円 |
U・BROS-660S | インテグレーテッドアンプ | 180,000円 |
U・BROS-660 | インテグレーテッドアンプ | 155,000円 |
ここでは各モデルの特徴や買取額が高くなる理由を詳しく解説します。
U・BROS-120R
U・BROS-120Rは、2019年12月に1,180,000円で発売されたモノラルパワーアンプです。サークロトロン出力回路を採用した高出力アンプU・BROS-120の後継モデルとして誕生しました。
サークロトロン出力回路は1950年代前半にUESUGIが開発した独自技術で、U・BROS-120Rの登場で約5年ぶりに復活。同回路の完成度を高めることで、全出力域にわたる安定した音場の再現が可能になっています。
買取相場は440,000円前後と非常に高額です。
U・BROS-280R
U・BROS-280Rは、2015年12月に発売された「U・BROS-280」の後継モデルにあたるステレオプリアンプです。プリアンプの要となる音量調整ユニットを理想的に配置することに成功し、アンプ部をチャンネルごとに完全に独立できるようになっています。
さらにuesugi Precision Level Controlという独自技術により、真空管のみで構成されたステレオプリアンプにおいて、精度の高い音量調整が可能になった点も特徴です。本体の状態が良ければ、350,000円前後の買取額が期待できるでしょう。
U・BROS-280
U・BROS-280は、上記で紹介したU・BROS-280Rのベースとなったステレオプリアンプです。
発売から約7年が経過した現在でも人気が高く、買取相場は300,000円前後と後継モデルとほとんど変わらない水準を維持しています。U・BROS-280はUESUGIが初めて開発したリモコン搭載型のステレオプリアンプで、リモコン付きとリモコンなしの2種類のモデルがリリースされました。
型番U・BROS-280はリモコン付きのモデルに該当します。リモコンなしのU・BROS-280Lに比べて、買取相場の水準が高くなっています。
U・BROS-2011M
U・BROS-2011Mは、 2010年12 月に逝去された故上杉佳郎氏のメモリアルモデルとして開発された、真空管式のステレオプリアンプです。
真空管全盛時代に生産された出力管やドライバー管を採用しています。本製品の人気が高いのは、メモリアルモデルである以上に、希少な素材を惜しげもなく使用している点にあるでしょう。
10年以上前に発売されたモデルですが、現在でも230,000~270,000円と高額な買取額が期待できます。
U・BROS-280L
U・BROS-280Lは、U・BROS-280のリモコンがついていないモデルにあたります。
買取相場は、「U・BROS-280」よりも70,000円ほど低い230,000円前後です。リモコンの有無によって査定額が大きく変化するため、できるだけセットで売却することをおすすめします。
U・BROS-220
U・BROS-220は、アナログディスクの音質的魅力を最大限に引き出すために開発された、ステレオフォノアンプです。
フォノ入力端子がMCとMMの両方に対応しているほか、モノラル・ステレオをスイッチ1つで切り替えられるなど、高い柔軟性を備えています。増幅ユニットに「SRPP(シャント・レギュレーテッド・プッシュプル)」を用いることで、最大出力を増加させることに成功しました。
Stereo Sound誌による「ステレオサウンドグランプリ2016」では、フォノイコライザーアンプ部門にて第1位を獲得。現在でも人気の高い同モデルは、アンプ製品としては高額な210,000円前後で取引されています。
U・BROS-220R
U・BROS-220Rは、U・BROS-220の後継モデルとして2021年12月に発売されたステレオフォノアンプです。ハイレゾ音源のような写実性の高い表現力で、本格的なオーディオファンから人気を集める光カートリッジに対応しています。真空管式フォノアンプとしては業界初です。
近年発売されたUESUGI製アンプとしては珍しい、約200,000円という高額な買取額がつきます。なお、同製品よりも1ヶ月前に限定発売された「U・BROS-220R Limited Edition」だと、さらなる高額買取が期待できるので狙い目です。
U・BROS-2011P
U・BROS-2011Pは、故上杉佳郎氏のメモリアルモデルとして、U・BROS-2011Mと同時に発売されたステレオプリアンプです。上杉氏のアンプ哲学を集大成した製品と言われています。
たとえば、1.6mm 厚亜鉛メッキ鋼板による高剛性シャーシーによる無共振・無振動・無干渉な構造は、上杉氏のアンプ哲学から継承されています。配線作業は40年のキャリアのある職人が機械を使わずに行っており、伝統的な技術がふんだんに盛り込まれています。
買取相場の目安は200,000円前後です。2011年の発売当初は元値が588,000円だったので、現在でも色褪せない価値がついていることがわかります。
U・BROS-660S
真空管式インテグレーテッドアンプのモデルチェンジを繰り返し、2019年6月に発売されたU・BROS-660。U・BROS-660Sは、そのU・BROS-660にシルバニア社製の真空管を採用したハイグレードモデルです。
シルバニア社製の真空管6L6GAYは1950年代に生産された貴重な一品で、真空管ならではの高度で丁寧な仕様に特徴があります。希少性の高い部品を採用していることから、元値もU・BROS-660より50,000円高い価格がついています。
状態が良ければ180,000円前後の買取額が期待できるでしょう。
U・BROS-660
U・BROS-660は前述したU・BROS-660Sとは異なり、真空管にはGE社製の6L6GCを採用しています。シルバニア社製の真空管に比べると滑らかで艶のある音が特徴です。
部品の希少性の点から、U・BROS-660Sより買取相場が見劣りするものの、その金額は155,000円前後と十分に高額だといえるでしょう。プリアンプ部に使用されているテレフンケン社製のECC83や、シーメンス社製のECC82はいずれも希少価値が高く、買取相場を底上げしています。
まとめ
アンプ製品として数々の銘機を世に送り出してきたUESUGI。10年以上前に発売されたモデルでも希少価値が高く、定価の30~40%前後の売値がつくものも少なくありません。
今回ご紹介したモデル以外にもUESUGI製のアンプがあれば、ぜひ当店「オーディオの買取屋さん」に査定をご依頼ください。まとめて売却していただくと、買取金額が最大20%アップする可能性があります。
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